体調は回復してきたけど、復職するのが怖い…
また同じことになるのでは…
復職したくない。でも、転職すべきかどうかも分からない
うつや抑うつ状態、適応障害、パニック障害など、メンタル不調で休職し、体調が回復してきたとき、多くの人が直面するのがこの選択です。
復職すれば収入が保てるけれど、同じ環境に戻る不安もある。
転職すれば新しいスタートを切れるけれど、体調面や経済面での心配もある。
私自身も休職を経験し、復職と転職で悩んだ一人です。
この記事では、復職と転職それぞれのメリット・デメリット、判断基準を解説します。
- 復職を選ぶべき人・転職を選ぶべき人の特徴
- それぞれのメリット・デメリット
- 判断するための具体的なチェックリスト
- 迷った時の賢い選択肢
正解は一つではありません。
あなた自身が納得できる選択をするためのヒントになれば幸いです。
復職と転職、どちらを選ぶべきか迷う理由
休職から回復期に入ると、多くの人が「復職すべきか、転職すべきか」で悩みます。
なぜこんなにも迷ってしまうのでしょうか?

体調面の不安
「復職しても再発するのでは?」という不安は誰もが抱えます。
同じ環境に戻ることで、また同じストレスにさらされる可能性があるからです。
一方で、転職活動自体が体力を消耗するため、「今の体調で転職活動ができるのか?」という心配もあります。
職場環境への不安
休職の原因が職場環境(人間関係、業務量、ハラスメントなど)にあった場合、「復職しても何も変わっていないのでは?」という不安が強くなります。
環境の改善が期待できない場合、復職への心理的ハードルはさらに高くなります。
経済的な不安
復職すれば収入は安定しますが、転職すると一時的に収入が下がる可能性があります。
また、休職中の傷病手当金がなくなることへの不安も大きいでしょう。
キャリアへの不安
「このまま今の会社にいてよいのか」
「別の道に進むべきではないか」
というキャリアへの疑問は、休職をきっかけに強まります。
これらの不安は、どちらも正当なものです。
一度立ち止まった今こそ、方向転換をしたほうがいいのでは?と考える人も少なくありません。
だからこそ、自分の状況を整理して、冷静に判断することが大切です。
考える前に大切なこと
考える前にまずお伝えしたいのは、「焦らないこと」です。
同僚は働いているのに自分だけ取り残されている
転職するなら早く動かないと
休職中はこのような不安・焦りを抱きがちです。
しかし、焦りは体調の回復を妨げ、復職も転職も中途半端になりかねません。
メンタル不調は数週間で治るものではなく、時間をかけて回復していくものです。
今はゆっくりと自分と向き合い、これからの人生を幸せに生きるための心身の準備期間と考えましょう。
復職か転職か、を考えるのは、体調が回復し、仕事のことを考えられる状態になってからにしましょう。
主治医や専門家に相談しながら、仕事について考えるタイミングを見極めることをおすすめします。
復職すべきか、転職すべきか?判断フローチャート
まずは、以下のフローチャートで自分の状況を確認してみましょう。
判断フローチャート
- YES → STEP2へ
- NO → 【選択肢2】休職期間を延ばす
- YES(異動、上司の異動など) → STEP3へ
- NO →【選択肢3】転職活動を始める
- ある(待遇、人間関係など) → 【選択肢1】復職してから考える
- ない → 【選択肢3】転職活動を始める
- 高いリスクを感じる →【選択肢3】転職を検討 or 【選択肢4】退職して療養に専念する
- やってみないと分からない → 【選択肢1】復職してから考える
選択肢まとめ表
| 選択肢 | こんな人におすすめ | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 復職してから考える | ・原因が解消された ・やってみないと分からない ・会社に未練がある | ・収入が安定 ・復職後に転職の選択肢も残る | ・再発のリスク ・転職活動の時間が取りにくい |
| 休職期間を延ばす | ・体調がまだ不安定 ・もう少し休みたい | ・しっかり休養できる ・焦らず判断できる | ・収入が減る(または無給) ・休職期間に上限がある |
| 転職活動を始める | ・原因が解消されていない ・同じ環境に戻りたくない | ・新しい環境でリスタート ・ストレス源から離れられる | ・転職先が決まるか不安 ・収入が下がる可能性 |
| 退職して療養 | ・体調が回復しきっていない ・休職期間の上限が近い | ・ストレスから完全に解放 ・ゆっくり療養できる | ・収入がなくなる ・次のキャリアが不透明 |
それぞれの選択肢について、詳しく見ていきましょう。
選択肢1:復職してから考える
「まずは復職してみて、様子を見る」という選択肢です。
- 体調がある程度回復している
- 職場環境が改善される可能性がある
- 今の会社に未練がある
- 転職活動をする気力がまだない
- 経済的な安定を優先したい
復職してみて、辛かったら転職や退職すればいい。
一旦働いてみて、それから考えてもよいのです。
復職する際に確認すべき4つのポイント
復職する際、以下のポイントを確認しておきましょう。
- 業務時間(短時間勤務は可能か、期間はいつまでか)
いきなりフルタイムで働くのは、心身への負担が大きいです。
可能であれば、最初の1〜2ヶ月は短時間勤務から始めましょう。 - 復職する部署(元いた部署?異動?)
元の部署に戻るのか、別の部署に異動するのか、必ず確認しましょう。
異動が可能であり、異動によってストレス源から離れられる場合は、積極的に希望を伝えることをおすすめします。 - 業務内容、業務量は調整できるか
最初から以前と同じ業務量を任されると、再発のリスクが高まります。
「最初は軽い業務から始めたい」と正直に伝えましょう。
私の場合、最初は同僚のサポートなどの軽い業務から始められたため、出勤のハードルが下がりました。 - 定期的な面談はあるか
復職後も、定期的に上司や産業医と面談できる環境があるか確認しましょう。
「困ったときに相談できる」という安心感が、再発予防に繋がります。
復職時に自分で決めておくべきルール
復職後に無理をしないために、自分なりのルールを決めておきましょう。
- 「3ヶ月ルール」を設定する
・復職後3ヶ月は様子を見る
・その時点で体調や状況を振り返り、続けるか転職するか判断 - 「これ以上は無理」のラインを決めておく
・例:「残業が月20時間を超えたら上司に相談」
:「体調不良が2週間続いたら休む」
:「パワハラを感じたらすぐに人事に相談」 - 定期的に自分と向き合う時間を作る
・週末に「今週はどうだったか」を振り返る
・無理をしていないか、体調は安定しているかチェック - 「転職という選択肢」を常に意識しておく
・「いつでも辞められる」と思えると、気持ちが楽になる
・転職サイトに登録だけしておく(いざという時すぐ動ける) - 周囲に頼ることを恐れない
・産業医、上司、同僚、家族に相談する
・一人で抱え込まない
復職のメリット
- 収入の安定
休職中の傷病手当金(給与の約2/3)から、通常の給与に戻るため、経済的な不安が軽減されます。 - 退職金・年金への影響がない
勤続年数が継続されるため、退職金や厚生年金の受給額に影響しません。 - 環境に慣れている
業務内容や社内システム、人間関係など、すでに知っている環境で働けます。
新しい環境に適応するストレスがありません。 - 復職支援制度を利用できる
多くの会社では、リハビリ出勤や時短勤務など、段階的な復職支援制度があります。
いきなりフルタイムではなく、少しずつ慣らしていけます。
復職のデメリット
- 再発のリスク
休職の原因が解決されていない場合、同じストレスにさらされて再発する可能性があります。
統計的にも、復職後の再休職率は決して低くありません。 - 職場の目が気になる
「休職していた」という事実を知っている同僚がいるため、気まずさを感じることがあります。
周囲の配慮が逆にプレッシャーになることも。 - 同じストレス要因が残っている
職場環境、業務内容、人間関係など、休職の原因となった要因が根本的に改善されていない可能性があります。 - 「また休むかもしれない」という不安
自分自身が「また同じことになるのでは」という不安を抱えながら働くことになります。
復職を選ぶ場合は、産業医や上司と事前に十分な相談をし、配置転換やリハビリ出勤の活用を検討しましょう。
また、「復職してみたけど、やっぱり合わない」と感じたら、無理をせず転職を検討しましょう。
選択肢2:休職期間を延ばす
体調が十分に回復しないまま復職しても、また体調を崩す可能性があります。
休職可能期間が残っている場合、期間を延ばすことも考えてみましょう。
- 体調がまだ不安定
- 復職する気力が湧かない
- もう少し療養に専念したい
- 休職期間に余裕がある
主治医に正直に相談する
「そろそろ復職しないと…」と焦る気持ちは分かります。
しかし、焦って復職・転職するよりも、体調が戻った状態で考えるほうが納得のいく選択ができます。
主治医に正直に相談しましょう:
- 「まだ復職する自信がない」
- 「体調は良くなってきたが、不安が残る」
- 「もう少し休職期間を延ばしたい」
医師は、あなたの状態を見て適切な判断をしてくれます。
診断書を書いてもらい、会社に休職期間の延長を申し出ましょう。
休職期間の延長が難しい場合
会社の規定で休職期間の延長が難しい場合、以下の選択肢もあります:
- 一旦退職し、失業保険を受給しながら療養
- 傷病手当金を受給しながら転職活動の準備
- 家族や貯金に頼りながら、ゆっくり回復を待つ
選択肢3:転職活動をしてみる

「もう今の会社には戻りたくない」「新しい環境で再スタートしたい」という人は、転職を前向きに検討しましょう。
休職中は平日にも時間を取れるので、転職相談に行くこともできます。
- 職場環境が休職の原因だった
- 会社に戻りたくない気持ちが強い
- 業界・職種を変えたい
- 新しい環境でやり直したい
- 体調は回復しており、転職活動ができる
転職のメリット
- 環境を完全にリセットできる
休職の原因となった職場環境から離れられます。
新しい環境で、フレッシュなスタートを切れます。 - 自分に合った働き方を選べる
リモートワーク、フレックスタイム、時短勤務など、働き方の選択肢が広がります。
今の時代、柔軟な働き方を提供する企業は増えています。 - 再発リスクを減らせる
ストレスの原因から離れることで、再発のリスクを大きく減らせます。
新しい環境で、自分に合った働き方を見つけられる可能性があります。 - キャリアの幅が広がる
異業界・異職種に挑戦することで、新しいスキルや経験が得られます。
長期的には年収アップにつながることも。 - 「休職していた過去」を知る人がいない
新しい職場では、あなたを休職前の状態で評価してもらえます。
「休職していた人」というレッテルを気にする必要がありません。
転職のデメリット
- 収入が一時的に下がる可能性
転職直後は年収が下がることがあります(ただし長期的には上がることも)。
特に異業種への転職では、最初は給与が下がるケースが多いです。 - 転職活動の負担
書類作成、面接準備、企業研究など、体力・気力を使います。
体調が完全に回復していないと、負担が大きくなります。 - 新しい環境への適応
人間関係を一から作る必要があり、最初は疲れやすくなります。
新しい業務や社内ルールを覚えることも、精神的な負担になります。 - 休職歴をどう伝えるか悩む
休職歴を伝えるかどうか、また、面接で休職歴について聞かれた際、どう答えるか準備が必要です。(詳しくは後述)
転職を選んだ場合の進め方
- 完全に回復してから動き出す
- 無理なスケジュールは組まない
- これまで培ったスキルを整理
- 自分の強み・弱みを把握
- どんな働き方をしたいか明確にする
ミイダスの無料診断も活用しましょう。
自分の市場価値を診断できるサービス。
「今の自分にどれくらいの年収オファーが来るか」が分かります。
転職活動の第一歩として、まずは診断してみるのもおすすめ。
- 複数のエージェントに登録(2〜3社がベスト)
- 休職歴について相談するかは事前に検討しておく
- 自分に合った求人を紹介してもらう
まず登録すべきは、doda
- 担当者が親身に相談に乗ってくれる
- 幅広い業界、職種の求人
- 実際に選考に進む際の手厚いサポート
まずは相談するだけでもOKです。話を聞いてみて、転職活動を進めるか検討しましょう。
休職歴を伝えるかどうか・伝え方は以下の記事もご覧ください。

- 興味のある業界・職種をリサーチ
- 履歴書・職務経歴書を作成
- 休職歴の書き方を工夫
- 休職歴をポジティブに伝える練習
- よく聞かれる質問への回答を準備
- エージェントと模擬面接
- 労働条件をしっかり確認
- 職場の雰囲気を見学できれば見学
- 焦って決めない
転職活動の詳細はこちらの記事もご活用ください

休職歴は転職活動で伝えるべき?
「休職歴があると転職できない」と思っていませんか?実は、休職歴があっても転職は十分可能です。
転職活動で伝えるべきかどうかは、以下の判断基準をご参考ください。
| 伝えるメリット | 隠すメリット |
|---|---|
| ・採用後のミスマッチを防げる ・正直さが伝わる | ・選考で他の人と同じ扱いを受けられる |
| 伝えるデメリット | 隠すデメリット |
| ・選考に不利になる | ・企業とのミスマッチに繋がる ・バレた際にどうなるか分からない ・再発できないプレッシャー |
| 伝える際の注意点 | 隠す際の注意点 |
| ・回復していることを伝える ・休職中に得たスキルを伝える | ・転職エージェントにも伝えない ・周りの人に知られないようにする |
※隠して転職活動を行う場合は、転職エージェントにも隠す必要があります。
詳しくは、別記事「休職歴は転職活動でバレる?伝えるべきかの判断ポイントと注意点」で解説しています。

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選択肢4:退職して療養に専念する
「復職する気力がない」
「転職活動をする余裕もない」
「休職可能期間が終わってしまう」
という場合、一旦退職して療養に専念するのも一つの選択肢です。
- 体調がまだ不安定で、働く自信がない
- 会社に戻る気持ちが全くない
- 今は休むことを最優先したい
- 経済的に数ヶ月は生活できる(貯金、家族の支援など)
自分の人生の代わりはいない
「退職したら収入がなくなる」「キャリアに空白ができる」という不安は当然です。
しかし、無理をして体調を悪化させるよりも、一度立ち止まって療養に専念する方が、長期的には良い結果につながることもあります。
あなたの体と心の健康が、何よりも大切です。
仕事は代わりがいますが、あなたの人生の代わりはいません。
退職後の生活費について
退職後の生活費が心配な人も多いでしょう。
以下の制度を活用できます。
1. 傷病手当金(最長1年6ヶ月)
退職後も、一定の条件を満たせば傷病手当金を受け取れます。
退職前に加入していた健康保険組合に確認しましょう。
2. 失業保険(雇用保険)
退職後、ハローワークで手続きをすれば失業保険を受給できます。
ただし、傷病手当金と同時受給はできません。
3. 生活保護
どうしても生活が困難な場合、生活保護を申請することもできます。
恥ずかしいことではありません。
4. 家族や貯金に頼る
可能であれば、家族に事情を話して一時的に支援してもらうことも検討しましょう。
療養後、また働き始めればいい
今は休むことに専念し、体調が回復してから改めて転職活動を始めれば良いのです。
焦らず、自分のペースで回復を目指しましょう
後悔しないための判断基準

迷いを整理するには、いくつかの視点を持つことが大切です。
メンタル不調の原因を振り返る
復職した場合、不調の原因が改善されていなければ、再発する可能性があります。
どこに原因があったのかを整理したうえで、改善の可能性はあるのかを考えてみましょう。
- 人間関係が原因 → 異動や配置転換で改善できる?
- 業務内容が原因 → 別部署や新しい担当に変われる?
- 労働環境が原因 → 時短勤務や在宅勤務の制度はある?
会社により、元の職場にしか復帰できない場合や、逆に異動させられる場合もあるため、人事に確認するとよいでしょう。
ストレス要因から解放される可能性があり、それで自分が働きやすくなる希望がある場合は、復職を前向きに考えられるかもしれません。
仕事に対する優先順位を決める
自分はどんな働き方を望んでいるのかを整理してみましょう。
- 安定した収入
- 働きやすさ
- 福利厚生
- やりがい
- 人間関係
これらを紙に書き出し、100%になるように割合をつけてみましょう。
例:
- 安定した収入:30%
- 働きやすさ:40%
- 福利厚生:10%
- やりがい:10%
- 人間関係:10%
人によって優先するものは異なります。
優先度が高い条件が今の会社では満たせない場合、転職が近道かもしれません。
向き・不向きを自己分析する
復職しても、転職しても、長く働き続けるには、「自分に合った仕事」を知ることが欠かせません。
- 得意なこと、楽しいと感じること
例:人と話すこと、データ分析、企画を考えること、コツコツ作業 - 苦手でストレスになりやすいこと
例:ノルマ、マルチタスク、クレーム対応、長時間労働
これらを整理することで、自分に合う働き方が見えてきます。
自己分析のコツ
自分だけで判断が難しいときは、周囲に聞いたり、自己分析ツールを活用するなど、自分以外の力を借りることで考えやすくなりますよ。
私は「ミイダス」の自己分析ツールを利用しました。
質問に回答するだけで自分の強みや働く上での特徴を知ることができ、とても参考になりました。
ミイダスでできること:
- 自分の市場価値を診断(年収査定)
- 強み・弱みの分析
- 自分に合った企業からのスカウト
転職を決めていなくても、「今の自分の市場価値」を知ることで、復職か転職かの判断材料になります。
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復職か転職かを判断する5つのチェックリスト

ここまでの内容を踏まえて、改めて以下のチェックリストで確認してみましょう。
チェック1:休職の原因は解決できそうか?
復職寄り:
- 原因が一時的なもの(業務量の多さ、特定のプロジェクトなど)
- 会社が改善策を提示してくれている
- 異動や配置転換の可能性がある
転職寄り:
- 原因が構造的なもの(業界特有の働き方、会社の体質など)
- 会社に改善の意思が見られない
- 同じ環境に戻る不安が強い
チェック2:体調は安定しているか?
復職寄り:
- 体調はまだ完全ではないが、安定してきた
- リハビリ出勤から始められる
- 転職活動をする体力・気力がまだない
転職寄り:
- 体調は十分に回復している
- 転職活動をする余裕がある
- 新しい環境への適応力がある
チェック3:職場のサポート体制はあるか?
復職寄り:
- 産業医や上司が親身に相談に乗ってくれる
- 復職支援プログラムが整っている
- 周囲の理解がある
転職寄り:
- サポート体制が不十分
- 上司や同僚の理解が得られない
- 会社に戻る気持ちになれない
チェック4:転職活動をする余裕はあるか?
復職寄り:
- まだ転職活動をする気力がない
- 今は安定を優先したい
- 経済的な余裕がない
転職寄り:
- 転職活動をする気力・体力がある
- 自己分析や企業研究ができる
- 少し時間をかけてでも良い環境を見つけたい
チェック5:今の会社に未練はあるか?
復職寄り:
- 仕事内容自体は好き
- 待遇を手放したくない
- 同僚との関係は良好
- もう一度頑張ってみたい気持ちがある
転職寄り:
- 別の業界・職種に興味がある
- 会社に戻りたくない気持ちが強い
- 新しい環境で再スタートしたい
迷った時の賢い選択肢:段階的アプローチ
「今すぐ決められない」という人には、段階的なアプローチもあります。
休職中に転職活動の準備だけしておく
- 転職エージェントに登録して、軽く相談してみる
- 自己分析や企業研究を進める
- 「いつでも転職できる」という安心感を持つ
- その上で復職するか判断する
メリット:
- 復職しても「逃げ道」があると思えて気が楽になる
- 転職市場での自分の価値が分かる
- 準備しておけば、復職後に「やっぱり無理」となった時すぐ動ける
転職準備に使えるサービス
まずは以下のようなサービスに登録して、情報収集から始めてみましょう。
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まとめ|正解はない。自分の気持ちを大切に
復職か転職か、どちらが正解ということはありません。
大切なのは、あなた自身が納得できる選択をすることです。
- 焦らないこと
- 不調の原因を見極めること
- 自分の優先順位を明確にすること
- 第三者の力を借りること
復職も転職も、正解は人によって異なります。
大切なのは「自分で納得して決めたかどうか」です。
焦らず、自分のペースで進めていきましょう。
同じ悩みを持っている方が、これからの人生を幸せに生きられることを願っています。
迷うなら、まずは行動から。
今すぐできる以下のアクション、どれから始めますか?





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