休職歴は転職活動で言わないほうがいい?隠すとバレる?判断基準と対策【実体験】

休職歴がバレたら、転職できないのでは…
でも、隠すのも不安…

伝えるべきか、隠すべきか、どうすればいいの?

メンタル不調で休職した経験がある方なら、転職活動でこんな不安を抱えたことがあるのではないでしょうか。

私も同じでした。

損保で半年以上休職し、復職後に転職を決意したとき、「休職歴を伝えるべきか」で悩みました。

結論から言うと、私は休職歴を伝えずに転職し、今も問題なく働いています。

しかし、「伝えない」が正解とは限りません。

あなたの状況によって、最適な選択は変わります。

この記事では、休職歴がある私が実際に経験したことを踏まえて、

  • 休職歴を隠して転職するとバレるのか?
  • 転職活動で休職歴を伝えるか、隠すか、判断基準
  • 休職歴を伝える場合、隠す場合のそれぞれのメリット・デメリットと注意点

を、包み隠さずお伝えします。

あなたが後悔しない選択をするために、この記事が役立てば幸いです。

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目次

まず知っておきたい基礎知識

休職の種類

休職理由にはいくつかあり、代表的なものは以下の理由です。

  • うつ、適用障害などのこころの病気
  • 怪我
  • 介護
  • 留学

この記事では、「こころの病気」による休職者へ向けて記載しています。

転職活動で休職歴を伝える義務はない

まず大前提として、休職歴を自ら伝えなければならない、という法的義務はありません。

実際に、休職歴を伝えずに転職している方も多くいらっしゃいます。

私もその1人です。

隠してバレるとリスクがある

ただし、隠して転職してバレた場合、リスクがあることも事実です。

転職後に問題なく働けている場合は、あまり心配ありません。

しかし、以下のような場合は注意が必要です。

  • 休職期間により、募集要項の「業務経験〇年以上」を満たしていない場合
  • 休職歴により、実際のスキルが企業の期待と大きく異なる場合
  • 再発して業務に支障が出た場合

最悪のケースでは、内定取り消しや解雇のリスクもゼロではありません。

転職時に休職歴がバレる5つの原因と対策

隠して転職した場合、どうやってバレるの?

ここでは、転職活動または転職後に休職歴がバレる代表的な5つの原因と、その対策をお伝えします。

原因1:源泉徴収票

転職先で年末調整をしてもらう場合、源泉徴収票の提出が必要です。

休職期間が長く、収入が極端に少ない場合、休職を疑われる可能性があります。

対策
  • 自分で確定申告を行う(会社に源泉徴収票を提出しない)

原因2:住民税

住民税は、前年度の所得によって決まります。

企業が給与から天引きする「特別徴収」が一般的なため、転職後、納税額が極端に少ない場合に疑われる可能性があります。

対策
  • 住民税の納付方法を普通徴収に切り替え、会社を経由しない

原因3:リファレンスチェック

リファレンスチェックとは、転職活動の選考過程で現職の上司や同僚に、応募者の能力や人となりを調査することを指します。

ここで休職歴を知っている人に話を聞かれる場合、休職歴がバレてしまいます。

本人が了承しない限り行われませんが、拒否した場合は選考辞退・内定辞退となる可能性があります。

対策

リファレンスチェックは日本での知名度や実施率は高くなく、筆者自身も選考や内定後に話が出たことはありません。

エンワールド・ジャパン株式会社の調査によると、リファレンスチェックの実施率は2021年時点で外資系企業58%、日系企業23%となっています。

中途採用における、リファレンスチェック実施状況調査 | ニュースリリース – | ニュースリリース | 最新情報 | 外資系企業の転職・求人エージェントならエンワールド・ジャパン

もし実施される場合は、正直に伝えるか、選考を辞退するかの判断が必要です。

原因4:知り合い経由でバレる

あなたの休職を知っている人が、転職先企業に知り合いがいる可能性に注意が必要です。

特にSNSでの投稿や、共通の知人を通じてバレるケースがあります。

対策
  • 現職の人に転職活動中であることを伝えない
  • 退職時にも、転職先を具体的に伝えない
  • 休職や転職についてSNSへ投稿しない
  • 休職を知っている友人にも、具体的な転職先を伝えない

私も、転職先を決めるまでは、現職の人には一切転職活動のことを伝えませんでした。

原因5:面接で本人が話してしまう

意外と見落としがちなのが、面接で「正直に話さなきゃ」と思い、自ら話してしまうケース。

伝えるかどうかは、事前にしっかり決めておくことが大切です。

面接の場で迷うと、中途半端な伝え方になり、マイナス印象を与えてしまいます。

転職活動で休職歴を伝えるか隠すか?判断フローチャート

ここが、この記事で最も重要なパートです。

「伝えるべきか、隠すべきか」は、あなたの状況によって変わります。

以下のフローチャートで、あなたに合った選択肢を見つけましょう。

STEP
現在の体調は安定していますか?

YES(安定している) → STEP2へ
NO(不安定、通院中)伝える方向で検討

STEP
業務に配慮が必要ですか?

YES(残業不可、定期通院など)伝える方向で検討
NO(他の人と同じ働き方でOK) → STEP3へ

STEP
休職の原因は解消されていますか?

YES(転職すればストレス源から離れられる)隠す方向で検討
NO(同じ業務内容で再発リスクがある)伝える方向で検討

STEP
バレたときの不安をどう感じますか?

強い不安がある伝える方向で検討
問題なく働けているなら大丈夫隠す方向で検討

判断基準まとめ表

伝える隠す
・再発のリスクがあり、業務内容や業務量の配慮が必要な場合
・隠してからバレた時が心配な人
・待遇面よりも、働きやすさを重視する場合
・配慮が不要で、他の人と同様の扱いで問題ない場合
・採用への影響が心配な人
・よりよい待遇で転職したい場合
・転職することでストレス源から離れられ、再発のリスクが小さい場合

休職歴を伝える場合のメリット・デメリット・注意点

伝えるメリット

採用後のミスマッチを防げる

休職理由を正しく伝えることで、入社後に同じ状態に陥るリスクを企業と共有できます。

これにより、職場環境や業務内容のマッチングがスムーズになります。

再発防止のために配慮が必要な場合は伝えることがベターです。

正直さが伝わる

正直に話すことで採用担当者にポジティブな印象を与えられる場合があります。

特に、復職後に問題なく働けた実績がある場合は、むしろ「乗り越えた経験」として評価される可能性も。

伝えるデメリット

選考に不利になる可能性がある

転職活動で休職歴を伝える際の最大のデメリットは、再発のリスクを考慮されて選考が不利になる可能性です。

「メンタル不調で休職=ストレスに弱い」というイメージを持つ人も未だに多く、「入社しても長く働いてもらえないのでは」と思われる懸念があります。

特に競争率が高い企業の場合、他の候補者に比べて希望の会社に通りづらいこともあるでしょう。

伝える際の注意点

休職歴を伝える場合、採用時にネガティブに受け取られやすいため、伝え方が非常に重要です。

ポイント1:回復していることを伝える

病気が回復しており、就業に問題がない場合はきちんとその旨をアピールしましょう。

採用担当者が不安になる部分は「戦力になり得るか、長く働いてもらえるか」。

療養した結果回復したこと、今後の就業には問題がないことを伝えるとよいでしょう。

伝え方の例
  • 「医師の指導のもと療養を続けた結果、現在は心身ともに万全な状態で働けており、復職後〇年間、業務遂行をできております。」
  • 「前職では責任感が強すぎて、自分に負荷をかけすぎた結果、心身のバランスを崩してしまいました。その経験を通じて働き方を見直し、効率的かつ持続可能な働き方を学びました。〇年〇月から〇年間、問題なく就業できております。」

ポイント2:選考にプラスになる話を伝える

休職中に得たスキルや知識があれば、アピールしておくとよいでしょう。

もちろん、休職中は療養することが大前提なので、アピールできることがない方も多いと思います。

無理に頑張る必要はありません。

現在休職中の方は、無理に頑張ろうとして体調を崩さないように気を付けてください。

もし療養中に時間があることで取った資格や、学んだことがある場合は、それを伝えることで、休職歴がマイナスではなく、プラスに働くこともあります。

  • 「休職中、体調が回復してから、興味のあった○○の資格の勉強をしました。知識が増えることで活力を得られ、その後の早い回復にも繋がりました。」
  • 「休職したことで健康への意識が高まり、心身の健康について学びました。この経験は今後の健康的な仕事生活に役立てると考えています。」

転職エージェントには必ず伝える

転職活動で休職歴を企業に伝える場合は、転職エージェントにも必ず伝えましょう。

エージェントは、あなたの状況を踏まえて、

  • どの企業なら理解してもらいやすいか
  • 面接でどう伝えるべきか

をアドバイスしてくれます。

おすすめの転職エージェントは後ほどご紹介します。

休職歴を隠す場合のメリット・デメリット・注意点

私自身は、休職歴を隠して転職しました。

その経験を踏まえて、メリット・デメリット・注意点をお伝えします。

隠すメリット

他の人と同じ扱いを受けられる

休職歴を伝えなければ、採用時や内定後、他の人と同じ扱いを受けられます。

休職歴によって希望の会社に入社できないのでは、と不安になる人にとっては大きなメリットとなります。

病気の原因から離れられ、入社後の配慮が不要な場合は、あえて休職歴を伝えずに転職活動を進めるのも戦略の一つです。

隠すデメリット

ミスマッチに繋がる可能性

例えば休職歴が1年ある場合、それを隠して転職したとします。

採用担当者は履歴書を見て、実際には働いていない1年間も業務経験があると判断してしまいます。

そのため、スキルや経験を高く見積もられてしまい、入社後に求められるレベルが高く追いつけない、といった懸念があります。

バレた際にどうなるか分からない

休職歴を隠して転職した場合、必ずしも処分を受けるわけではありません。

ただし、言わなかったことによる不信感を抱かれてしまう可能性はあります。

また、経験やスキルが募集要項を満たしていない場合や、業務に支障が出ると判断される場合などは、内定取り消しや解雇に至る可能性もゼロではありません。

バレた際の不安や後ろめたさを感じながら働くことは、隠す際の大きなデメリットです。

再発できないというプレッシャー

休職を隠して転職した場合、転職先の企業で再発したらどうしようというプレッシャーがあります。

特に傷病手当の受給歴がある場合は、再発して再度受給申請した場合に企業にバレてしまうリスクがあり、再発のプレッシャーが強くなるかもしれません。

隠す際の注意点

休職歴を隠して転職活動をしたい場合、注意点がいくつかあります。

注意点1:転職エージェントにも伝えない

休職歴を隠して転職活動をしたい場合、転職エージェントにも伝えないようにします

転職エージェントは企業との信頼関係で成り立っているため、もし応募者に休職歴がある場合はそれを企業に伝えざるを得ません。

休職歴を伝えるか、伝えないかは転職活動を始める前に決め、伝えない場合は転職エージェントにも伝えず他の人と同じように進める必要があります。

注意点2:周りの人にも伝えない

友人や現職の人に、転職活動中であることを伝えないようにしましょう。

休職歴があることを知っている人に転職活動中であることがバレることによって、応募先または転職先の企業に知られてしまう可能性があります。

特にSNSでは、閲覧者を限定していてもその閲覧者が他の人に見せてしまう場合もあるので、投稿しないことが大切です。

私も、転職先が決まって退職を伝えるまでは、誰にも転職活動のことを話しませんでした。

休職中に転職活動をしてもいい?

休職中に転職活動を始めるべきかは、体調や状況によって異なります。

まず大前提として、体調回復が第一です。

主治医の了承を得たうえで、無理のない範囲で進めましょう。

また、法律的な問題はありませんが、就業規則に休職中の転職活動を禁止する規定がある場合は要注意です。

「休職中」「復職後」「退職後」、どのタイミングで転職活動を始めるべきか迷っている方は、こちらの記事で詳しく解説しています。

私自身は、復職して数ヶ月経った頃に転職活動を進めました。

収入面での安心感があり、焦らずに企業を選べたことが良かったと感じています。

転職活動の不安を相談できるサービス

「休職歴をどう伝えるべきか、一人では判断できない」
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そんな不安を抱えている方は、プロの力を借りるのが近道です。

転職エージェントに相談する

転職エージェントは、履歴書の添削や面接対策、企業との交渉まで無料でサポートしてくれます。

転職活動時に休職歴をどう伝えるべきかも相談できます。

※前述のように、休職歴を隠して転職したい場合は転職エージェントにも伝えないことが大切です。

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紙に書き出してみる

  • 休職の原因は何だったのか?
  • 今の体調は安定しているか?
  • 転職すれば、ストレス源から離れられるか?
  • バレたときの不安をどう感じるか?

頭の中だけで考えていると、不安がどんどん大きくなります。

紙に書き出すだけで、頭の中が整理され、少し心が軽くなります。

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一人で悩まず、プロに相談してみましょう。

  • 休職歴をどう伝えるべきか
  • 今の自分にはどんな転職先があるのか

を知るだけでも、視野が広がります。

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休職経験者の体験談を読む

同じ悩みを抱えた人の体験談を読むことで、「自分だけじゃないんだ」と安心できます。

筆者自身の体験は以下の記事で詳しくお伝えしていますので、よければご覧ください。

まとめ│あなたの心を守りながら、次の一歩へ

  • 休職歴を伝える義務はないが、隠してバレるとリスクがある
  • 「伝える」「隠す」それぞれにメリット・デメリットがある
  • あなたの状況によって、最適な選択は変わる
  • 一人で悩まず、転職エージェントやキャリアコーチに相談しよう

大切なのは、あなたが納得のいく選択をすること。

「伝えなかった自分」も、「伝えた自分」も、どちらも間違いではありません。

あなたの心を守りながら、次の一歩を踏み出してください。

伝えるメリット隠すメリット
・採用後のミスマッチを防げる
・正直さが伝わる
・選考で他の人と同じ扱いを受けられる
伝えるデメリット隠すデメリット
・選考に不利になる・企業とのミスマッチに繋がる
・バレた際にどうなるか分からない
・再発できないプレッシャー
伝える際の注意点隠す際の注意点
・回復していることを伝える
・休職中に得たスキルを伝える
・転職エージェントにも伝えない
・周りの人に知られないようにする

あなたの今後の生活が、よりよいものになるよう願っております。

ゆるこ
HSP気質の元・損保OL
損害部門の仕事が合わず、休職→復職→転職を経験。
頑張りすぎない働き方・生き方を模索している人の役に立つべくブログを運営しています。

簿記2級/FP2級/MOS(Word、Excel、PowerPoint)スペシャリスト/メンタルヘルスマネジメントⅢ種/TOEIC700点/ITパスポート

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