転職活動の履歴書と職務経歴書って、どうやって書くの?
損保からの転職で、何を書けばいいか分からない。
転職活動で欠かせないのが、履歴書と職務経歴書の作成。
しかし、初めての転職でどう書けば良いか分からない方も多いですよね。
そこで今回は、履歴書・職務経歴の書き方を詳しくお伝えします。
損保(損害部門)からの転職者に向けての例文もありますので、参考になれば幸いです。
- 転職活動で重要な履歴書と職務経歴書の書き方
- 損害部門出身者の転職者向け例文も紹介
- 成功するためのポイント

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履歴書・職務経歴書の重要性
なぜ履歴書・職務経歴書が転職成功に欠かせないのか?


履歴書と職務経歴書は、転職活動の「第一印象」を決める重要な書類です。
企業側は、限られた時間で多くの応募者を見ています。
そのため、書類選考の段階で、自分のスキルや経験を簡潔に、かつ魅力的に伝えることが求められます。
これらの書類がしっかりとできていれば、面接の機会を得やすくなり、転職の成功率が上がるのです。
履歴書と職務経歴書の違い



履歴書と職務経歴書って、何が違うんだろう?
履歴書
あなたの基本情報や学歴、資格などを簡潔に記載するもので、転職の第一段階である「人物像」のイメージを与えます。
職務経歴書
過去の業務経験や実績、知識やスキルを具体的に採用担当者に伝えるための書類です。
履歴書よりも業務の実績や自己PRを長く記入できることが特徴です。
次から、それぞれの書き方を詳しくお伝えします。
履歴書の書き方7ステップ
履歴書の具体的な書き方を、7つに分けてお伝えします。


履歴書には手書きのものと、パソコンで作成したものがあります。
応募先が指定しない限り、パソコンで作成して問題ありません。
※履歴書内では、年号(和暦)と西暦、どちらを使っても問題ありませんが、混在しないように統一しましょう。
日付


履歴書の提出日を記入します。
郵送であれば投函日、メールで送付する場合は送信日となります。
写真


履歴書の証明写真のサイズは、たて4cm×よこ3cmが一般的です。
・写真はスーツ姿で、背景が無地
・3ヶ月以内に撮ったものを使用する
・剥がれた際の為に、裏面に指名を記載する
・写真館か証明写真機で撮影したものを使う
氏名、住所、連絡先


氏名
氏名はフルネームで記載します。
振り仮名は、「フリガナ」と書かれていればカタカナ、「ふりがな」と書かれていればひらがなで書きます。
年齢は、①で記載した日付における年齢を記入します。
住所
都道府県名から正確に記入します。
番地も「〇〇市1-2」などと略さず、「〇〇市1丁目2番地」と書くことが望ましいです。
学歴・職歴
学歴・職歴の欄には、学歴→職歴の順で、それぞれ時系列で記載します。


学歴
まず、中央に「学歴」と記入。
その後、入学から卒業までの学校名や学科を正式名称で、記入します。
高等学校入学以降から書くのが一般的です。


※学歴は必ず年号とともに記載し、卒業・入学の年月を正確に記入します。



私はすぐに卒業年月を思い出せず、卒業年早見表 | 早見表.comなどのサイトに助けられました。
職歴
学歴の最後の行の次に、「職歴」と記載します。
勤務した企業名、部署名、役職を記載します。
転職歴がある場合は、過去に勤務した会社の情報を時系列で記載します。
働きながらの転職活動であれば現在の年月の隣に「現在に至る」を記入し、「以上」で締めます。


退職の場合、退職理由とともに退職したことを記載します。
自己都合による退職の場合、「一身上の都合により退職」で問題ありません。
・一身上の都合により退職
・結婚に伴い退職
・親の介護に伴い退職
・病気療養のため退職(現在は完治)
・転居に伴い退職
例:


免許・資格


資格や免許、スキルを記載する際は、取得年月とともに記載しましょう。
転職先に関連する資格やスキルがあれば、積極的にアピールすることが重要です。
※趣味などの、仕事に関係のない資格は書かないほうが無難です。自己PR欄でアピールするという手もあります。
例:
2019年6月 2級ファイナンシャル・プランニング技能士検定 合格
2020年10月 日商簿記検定2級 合格
2021年4月 Microsoft Office Specialist Excel 2019 合格
募集人資格はどうする?
損保社員であれば、損保募集人や生保募集人の資格をお持ちでしょうから、応募先の企業で保険を扱っている場合は書くとよいでしょう。
その際も「〇年〇月 損害保険募集人一般試験 基礎単位 取得」というように、正式名称で書きましょう。



私は損保と関係ない仕事に就きたかったのと、枠が足りなかったため募集人資格は記載しませんでした。
志望動機・自己PR(例文あり)


志望動機は自己PRと同じ欄にあることが多いです。
自分の得意な分野や仕事に対する姿勢を強調したうえで、応募先の企業に合わせてアピールするポイントを考えましょう。
「志望動機・自己PR欄」の書き方ポイント
履歴書の自己PR欄はスペースが限られているため、重要なポイントを簡潔にまとめて150~300字程度で記入します。
記載する際のポイントは以下の3つです。
①自分の強みを明記
まず、アピールしたい強みを明記します。
②裏付ける具体的なエピソード
次に、強みを裏付ける具体的なエピソードを記入します。
③応募先の企業でどのように役立つか
最後に、応募先の企業でその強みがどのように役立つかを伝えます。
損害部門出身者用の例文をいくつかご紹介します。
顧客対応力をアピールする場合
私の強みは顧客対応力です。
事故対応で、顧客の問い合わせに対して、迅速かつ的確に対応してきました。特に難解な保険約款に関する説明を丁寧に行うことで、顧客から感謝の言葉を頂くことが多くありました。
貴社でも、私の対応力を活かして顧客満足度の向上に貢献できると考えています。
問題解決力をアピールする場合
私の強みは問題解決力です。複雑な状況でも冷静に問題の本質を見極め、最適な解決策を導くことが得意です。現職では、保険金支払いに関する複雑案件で、顧客と社内調整を行い、関係者と協力して迅速に解決しました。貴社でもこの力を活かし、迅速かつ効果的に対応し、顧客との信頼を築いていきます。
粘り強さをアピールする場合
私の強みは、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢です。複雑な案件で解決が難航した際、顧客や関係先と何度も対話を重ねて問題を解決しました。その結果、顧客から感謝の言葉を頂きました。貴社でも予期しない問題に直面した際、最後まで諦めずに解決へ導きます。
本人希望記入欄


勤務地や勤務時間など、希望条件を記入する欄です。
特にない場合も空欄にせず、「貴社の規定に従います。」と記載しましょう。
職務経歴書の書き方ガイド
職務経歴書の形式
職務経歴書には、大きく分けて3つの形式があります。
それぞれの特徴は以下の通りです。
編年体形式
編年体形式は、過去の経歴を、最も古いものから時系列に沿って記載する方法です。
特徴
- 経歴を過去から順に記載するため、職務の流れやキャリアの変遷を明確に示すことができます。
- 経歴の始まりから現在まで、どのようにキャリアが進展してきたかを理解しやすくなります。
- 長期間同じ職種や業界で働いていた場合には、キャリアの積み重ねが強調され、安定性を示すことができます。
- 長期間同じ職種や業界で働いている人
- キャリアにおける成長や昇進が明確な人
- 経歴が積み重なっており、安定感をアピールしたい人
逆編年体形式
逆編年体形式は、最も新しい職歴を最初に記載し、そこから過去に遡っていく方法です。
現在の職歴や最新の経験を最上部に置きます。
特徴:
- 直近の経験や実績を最初に強調できるため、現在のスキルがどれほど重要であるかを示すことができます。
- 現在の職務内容が求職先の職務に関連している場合、そのスキルを前面に出せることがメリットです。
- 最も広く使用されている形式であり、一般的に理解しやすいとされています。
- 転職回数が少なく、現在の職務が最も重要である場合
- 一貫して同じ職種や業界でキャリアを積んできた人
- 最新の職歴が自分のスキルや成果をアピールする上で重要な人
キャリア形式
キャリア形式は、職歴の時系列に関係なく、スキルや実績を中心にまとめた形式です。
自分の能力やスキルを強調し、職務内容よりも「できること」に焦点を当てます。
特徴:
- 具体的な職歴を強調することなく、スキルや経験を主体にした内容にするため、転職回数が多い場合や職歴に空白があっても問題なく利用できます。
- スキル別にカテゴリー分けして記載することができるため、自分の得意分野や実績を強調できます。
- 職歴に不安がある場合でも、スキルや能力をアピールしやすい形式です。
- 転職歴が多い人や、職歴に空白がある人
- 様々な職種や職務を経験してきた人で、スキルや実績を強調したい人
- 自分のスキルに自信があり、それを中心にアピールしたい人



迷った場合は逆編年体形式を選ぶのが一般的です。
この記事でも逆編年体形式を見本としてご説明を進めます。
職務経歴書の書き方 ステップ


※フォーマットにより項目が異なることがあります。
日付、氏名


まず、基本的な情報を記入します。
日付は履歴書同様、履歴書の提出日を記入します。
郵送であれば投函日、メールで送付する場合は送信日となります。
職務要約(例文あり)


職務要約は、これまでの仕事の全体像を簡潔にまとめる部分です。
自分の経験やスキルがどのように活かせるかを一目で伝えるため、要点を押さえつつ簡潔に記載します。
- 損害保険業界において、自動車損害部門で〇年間の実務経験を持ち、事故処理業務、保険金支払い業務、顧客対応を担当しています。事故発生から保険金支払いまでのプロセスを一貫して管理し、顧客満足度の向上に貢献してきました。また、部門内の業務改善や効率化にも取り組み、チームの生産性向上を実現しました。
職務経歴(例文あり)


職務経歴の部分は、現在~過去の勤務先や担当業務を具体的に記載します。
まず、事業内容や会社の情報を記載し、右側に雇用形態を記載します。
その後、編年体形式の場合は過去から、逆編年体形式の場合は現在からの経歴について、担当業務や主な取り組み・実績などを記載します。
20〇〇年~20〇年〇月
〇部〇〇課
自動車事故の損害調査、保険金支払の業務を担当。事故発生から保険金支払いまでのプロセス全般を管理。
課内では〇〇(お客様満足度向上、新人育成、など)を担当。
【担当業務】
- 事故発生後の初期対応(顧客や事故のお相手とのやり取り)
- 保険金請求の調査および審査
- 保険契約内容に基づく保険金支払い業務
- 顧客へのフォローアップ、クレーム対応
- 部門内の業務フロー改善(効率化・顧客満足度向上施策の提案)
- 新入社員への業務指導・教育
【主な取り組み(実績)】
- 事故対応のスピード向上により、顧客満足度が前年より5%向上
- 事故処理の過程で発生する無駄なコストの削減を実現
- 業務改善提案を通じて、部門内の業務効率を15%向上
- 業務プロセスのデジタル化を推進し、課内の業務効率化に貢献



実績は、以下の自己PRでさらにアピールするのもおすすめ
資格


資格欄では、これまでに取得した資格を記載します。
履歴書同様、応募先企業に関連する資格やスキルがあれば、積極的にアピールすることが重要です。
※趣味などの、仕事に関係のない資格は書かないほうが無難です。
自己PR(例文あり)


職務経歴書の自己PR欄は、履歴書よりもやや長く記入できます。
400字~600字程度で、自分の強みを具体例を交えながらアピールし、どのように応募先企業へ貢献できるかを示しましょう。
記入する際は、以下のポイントをおさえるとよいでしょう。
①自分の強みを明記
②裏付ける具体的なエピソード
③応募先の企業でどのように役立つか
損害部門出身者の例をいくつか挙げてみます。
例① 顧客対応力をアピールする場合
私の強みは顧客対応力です。常に顧客の立場に立ち、誠実かつ丁寧な対応を心掛けています。特に、事故後の問い合わせ対応においては、迅速で的確な説明を行うことを大切にしており、顧客が抱える不安や疑問を一つひとつ解消することに注力しています。
事故後の顧客からの問い合わせに対して、迅速かつ的確な説明を行い、特に難解な保険契約に関する疑問に丁寧に対応した結果、顧客から感謝の言葉をいただくことが多くありました。また、顧客満足度調査でも多くのお客様から高評価をいただき、課内トップの成績を取ることができました。
貴社においても、顧客との信頼関係を築くことが大切だと考えています。私の顧客対応力を活かし、複雑な保険契約や事故処理に関する不安を解消し、顧客満足度向上に貢献できると確信しています。
例② 問題解決力をアピールする場合
私の強みは、問題解決力です。複雑な問題に直面した際、冷静に状況を分析し、最適な解決策を導き出すことが得意です。
現職で、保険金の支払いに関してトラブルが発生した案件がありました。顧客と社内の調整を行いながら、複数の関係者と協力し、最終的にスムーズな支払いに導くことができました。この際、問題の本質を見極めることで、迅速に解決できました。
貴社でも、複雑な案件やトラブルが発生することがあると思いますが、これまでに培った問題解決力を活かし、迅速かつ効果的に対応することで、顧客と企業の信頼を確立できると考えています。
例③粘り強さをアピールする場合
私の強みは、困難な状況でも粘り強く取り組む姿勢です。どんなに厳しい課題があっても、最後まで諦めずに問題を解決するために努力を惜しみません。
複雑なケースに直面した際、顧客との調整がうまくいかず一時は解決が難航しました。しかし、私は諦めることなく、何度も顧客と対話し、必要な書類を一つ一つ確認しながら解決策を模索しました。その結果、最終的に満足のいく形で解決し、顧客から感謝の言葉を頂きました。
貴社での業務においても、予期しない問題や困難な状況に直面することがあると思いますが、私の粘り強さを活かして、問題を最後まで追求し、解決へと導くことができると考えています。
損保以外で活かせるスキルが身に着いていない、と悩む方は、以下の記事も参考になるかと思います。





損保は特殊な仕事に感じるけれど、他の仕事で活かせる汎用的なスキルもしっかりと身に着いているんだね。
履歴書・職務経歴書を書く際にすべきこと
具体例を交えて書く
抽象的な表現だけでは、自分の実績や強みが伝わりにくいため、具体的なエピソードや実績を交えて書くことが非常に重要です。
たとえば、「多くの事案を対応」ではなく、「月に〇件の新規事案を受け、解決」とように、成果を数字で示すことで、実力を具体的に証明できます。
面接で深掘りしてほしい内容を散りばめる
職務経歴書や履歴書は、面接への「誘導書」としての役割も果たします。
記載している内容が面接で深掘りされることを意識して、経験や成果など、話したいポイントを積極的に盛り込みましょう。
例えば、対応した特定事案や、解決方法に関する具体的な例を記載しておくことで、面接でその部分を深く質問されやすくなり、実際に自分のスキルや考えをアピールするチャンスが増えます。
ポジティブな表現を使う
履歴書や職務経歴書は、採用担当者に自分の魅力を伝える重要なツールです。
ネガティブな表現を避け、ポジティブな表現を心がけることで、自己PRがより魅力的に映ります。
たとえば、「失敗から学んだ」よりも「経験を通じて改善策を実行し、成果を上げた」という表現にすることで、前向きな姿勢を強調できます。
転職エージェントに添削してもらう
作成した書類は、転職エージェントに添削してもらうことがおすすめです。
転職エージェントは、業界や企業の動向をよく理解しており、採用担当者の視点で履歴書や職務経歴書を見直してくれます。
自分では気づきにくい表現の改善点や、アピールすべきポイントを指摘してもらえるため、より効果的な書類に仕上がります。



私も何度か添削いただき、納得のいく書類を作成することができました。
転職エージェントで一番おすすめなのはdodaです。書類添削や面接対策も丁寧に対応いただきました。
よくある疑問
まとめ
履歴書・職務経歴書のポイント
- 自己PRのポイントは「①強みを明記 ②裏付けるエピソード ③応募先企業でどのように役立つか」
- 履歴書は簡潔に、職務経歴書は具体的な内容を踏まえ詳しく記載する
- 面接で深掘りしてほしい内容を散りばめる
履歴書と職務経歴書は転職成功の鍵を握る重要な書類。
しっかりと自分の強みや実績をアピールし、面接のチャンスを掴みましょう。
悔いのない転職活動を応援しています。








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