うつで休職を勧められた。
今後どうなるのか不安。
メンタルの不調を感じているけど、休職になったらどうしよう。
メリットはあるのかな。
このように、医師から休職を勧められたり、体調不良を感じて休職を考えている場合、不安になりますよね。
私は損保の損害部門で働いており、大量の事案に追われながら電話で心無いことを言われる日々にストレスが溜まり、うつで9か月ほど休職した経験があります。
休職を勧められた当初は本当に落ち込み、今後どうなるのかという不安が大きかったです。
「知らないこと」は不安ですよね。
知ることで、不安が少し解消されることもあります。
そこで、今回は休職経験のある私が考える、休職のメリット、デメリットについてお伝えします。
- 休職を考えているけれど、デメリットばかりでないかと不安に感じている人
- 医師から休職を勧められたけれど、今後が不安
- 休職のメリットとデメリットを知りたい
休職のメリット
まず、休職のメリットから考えていきましょう。
治療に専念できる
休職する一番のメリットは、大切な自分の体調を整えるために治療に専念できることです。
仕事が原因で体調を崩した場合、働き続けることでより悪化する可能性がありますよね。
不眠が悪化したり、生きる気力がどんどん失われてしまったり。
休職して十分に休める時間ができることにより、自分の心身の回復に集中することができます。
私は休職2ヶ月目ごろから少しずつ気持ちが落ち着き始め、日々の生活を問題なく過ごせるようになりました。
休まずにあのまま無理をして働いていたら、今頃どうなっていたことかと怖くなります。
時間を取りゆっくり休めたおかげで、今健康に生きられていると感じます。
自由に時間を使える
休職中は、働く必要がないため自由に時間を使えます。
今までは仕事に追われてできなかった趣味や、やってみたかったことなど、元気になってきた頃に色々な活動をしてリフレッシュすることができます。

私は、日常生活を問題なく過ごせるようになってからは、1人で映画を見に行ってみたり、取りたかった資格の勉強をしたりと、自分の時間を好きに使うことができました。
自分の生き方を考えられる
休職したことにより、これからの働き方や生き方をじっくりと考えることができます。
自分はどう生きていきたいのか、何を大切にしたいかなど、自分と向き合って価値観を明確にしやすくなります。
私の場合は、一度体調を崩したことで健康への意識が高まり、自分を大切にしようと思えるようになりました。
家族と過ごす時間が増える
これは私の場合ですが、実家暮らしだったこともあり、家族と過ごす時間が増えました。
平日に母と買い物に出かけたり、家で何気ない会話を楽しんだり。
社会人になってから、仕事で疲弊し家で楽しく会話をした記憶がほとんどなかったので、元気に話せるようになったことが嬉しかったです。
休職期間のおかげで、家族との仲がより深まりました。
復職後、業務を調整してもらいやすい
休職すると、復職後に業務の調整をしてもらいやすくなります。
会社としても、また体調を崩して休職されるのは困るからです。
一度リセットし、簡単な業務や少ない業務量から再スタートできるため、自分のペースで仕事ができます。
もし調整してもらえそうにない、調整しても自分としては負担が大きそうということであれば、上司や産業医などに相談しましょう。
転職の準備ができる
時間があるので、今までは「辞めたい」と思いつつも仕事に追われて深く考えられていなかった転職を真剣に考えることができます。
私は仕事が原因でうつになったため、転職したほうがよいのではと思い、休職期間に転職相談をしました。
エージェントに話を聞いたり、公共の転職相談を利用したり、自己分析をしてみたり。
自分の価値観が明確になってきた頃だったので、これからどう働きたいのかを考えることができました。
何度か相談し、自分で考えた結果一旦復職することを決断しましたが、「いつでも転職できるように準備しておこう!」と休職中に決意できました。




休職のデメリット
続いて、休職のデメリットをお話していきます。
収入が減少する
休職制度は法律で定められているものではなく、制度が存在していても給与の支払いは会社によって出ないこともあります。
休職中も給料が支給される会社であっても、減額される可能性が高いです。
休職理由によっては健康保険から傷病手当金を受給をすることができ、給料の2/3程度を受け取れます。
ただ、いずれにせよ休職中に収入が下がってしまうことはデメリットです。



私はメガ損保で福利厚生だけは充実していたので、
半年間ほどはほぼ満額の給料をいただけていました
(期間は年次による)。
出世に影響する可能性がある
会社にもよりますが、休職すると社内の人事評価に影響が出る可能性があります。
働いていない期間があるため、同期と比べるとキャリアアップが遅れてしまうことは仕方がありません。
復職した際に毎月の給料やボーナスの減額も考えられます。
しかし、ここで覚えておきたいのが、評価を気にして無理に働いていては逆効果であるということ。
無理をして、より症状が悪化した場合、治療に時間がかかってしまいます。
休職してもキャリアがゼロになるわけではなく、その後の頑張り次第ではキャリアアップも可能なので、体調面を第一に考えることをおすすめします。
どうしても評価が気になる、休職したことで評価が上がらなくなった、ということであれば転職を考えてみるのも良いと思います。
期間が延びると辞めざるを得ない
会社で定められている休職可能期間を過ぎてしまうと、辞めざるを得なくなります。
休職期間が終わるまでに、復職するのか、退職するのか決断する必要があります。
復職してよい状態であるのか主治医とも相談のうえ決めましょう。
周りの目が気になる
休職すると、どうしても周囲の人がどう思っているのか気になってしまいます。
- 親に心配をかけてしまっているな
- 友達にどう説明しよう
- 親戚の集まりで仕事のことを聞かれたら何と答えよう
- 復職したら、同僚からどんな顔をされるのだろう
このように、色々な不安が出てくると思います。
私も始めは不安でしたが、本当に自分のことを思ってくれている人は心配しつつもいつも通りに接してくれます。
身近な人をより大切にしようと思えることができ、有難さを感じました。
働きながら治療するという選択肢
ここまで、休職するメリットとデメリットについてお話してきました。
「デメリットが心配で、休職したくない」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。
そういった場合は、働きながら治療するという選択肢もあることを覚えていてください。
もちろん症状の程度によるため医師と相談のうえですが、以下に挙げるような方法も存在します。
- 病院で診断書を出してもらい、業務を調整してもらう
- 診断書はもらわず、受診した旨を会社に伝えて業務調整を求める
- 診断書はもらわず、会社に受診した旨も伝えず、こっそり通院する
メリット、デメリットを知り、自分にとって何を優先すべきなのかを考えてみてください。
一番大切なのは、健康
メリット | デメリット |
---|---|
〇治療に専念できる 〇自由に時間を使える 〇自分の生き方を考えられる 〇家族と過ごす時間が増える 〇復職後、業務を調整してもらいやすい 〇転職の準備ができる | ×収入が減少する ×キャリアアップに影響する可能性がある ×期間が延びると辞めざるを得ない ×周りの目が気になる |
自分の健康を考え、どの選択が一番元気に幸せに働けるかを考えていきましょう。
主治医や産業医にも相談し、くれぐれも無理のないようにしてくださいね。
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