もう限界かも…でも転職するのも怖い
仕事をしていて、「辞めたい」とを感じる瞬間、ありますよね。
ただ、いざ転職となると「何から始めればいいのか」「本当に転職していいのか」と迷う方が多いです。
筆者自身、メガ損保で働いていた頃に同じ悩みを抱え、転職を経験しました。
本記事では、業界を問わず「初めて転職を考える人」がすべき準備と進め方をまとめました。
読み終えたときには「次に何をすればいいか」が明確になり、「行動してみよう」という気持ちになれるはずです。
辞めたいと感じたら、まずやるべきこと
なぜ辞めたいのかを言語化する
「残業が多い」「人間関係がつらい」など、辞めたい理由は人それぞれです。
大切なのは、自分がどんなときに強いストレスを感じるのかを言葉にすること です。
書き出してみると、
- 毎日怒られてばかりで疲れた→業務内容の問題
- 将来が見えない→キャリアの問題
- 業務量が多すぎる→働き方の問題
と、原因が整理できるようになります。
「甘え」ではなく、立派なキャリアの選択

「辞めたと思うのは甘えでは?」と自分を責める必要はありません。
仕事が合わないと感じるのは、個人の価値観や特性によるものです。
「このままでいいのか」と立ち止まって考えられるあなたは、とても誠実で、将来を真剣に見つめている証拠です。
無理を続けて、心や体を壊してしまったら、元も子もありません。
仕事はあくまで人生の一部。
環境が合わないなら、別の道を探すことは前向きな選択です。
「損保に向いていない人の特徴」を知りたい方はこちら

転職活動の全体像をつかもう
転職活動をスムーズに進めるためには、「何をするか」を大まかに知っておくことが大切です。
やみくもに動くと、後から「これでよかったのかな」と不安になってしまうことも。
ここでは、基本的な流れを、5つのステップでご紹介します。
→「どんな働き方をしたいか」「損保を続けるべきか」の整理
→迷っている方は、キャリア相談サービスも活用
→転職エージェントや転職サイトを使い、自分に合う求人を探す
→非公開求人や内部事情を知れるのはエージェント経由が多い
→志望先に合わせて、経験をわかりやすく伝える準備
→未経験職への転職では、「なぜその業界か」の一貫性が重要
→複数社に応募しつつ、面接の練習や想定問答も準備
→面接では「損保の経験=強み」としてどう話すかがカギ
→働きながらの転職活動の場合、有給休暇や在宅勤務をフル活用
→落ちても「合わない会社だっただけ」と考える
→複数内定が出たときは、条件や職場環境を比較
無理なく、段階的に進めることが成功のコツ
転職活動は一気にすべてをやる必要はありません。
むしろ、ステップごとに小さな行動を積み重ねることが、納得のいく転職につながります。
次のステップから、いよいよ具体的な準備に入っていきましょう。
自己分析で方向性を明確にする

自分でできる自己分析
転職活動を始めるとき、最初にやっておきたいのが「自己分析」です。
なぜなら、自分がどんな仕事を望んでいるのかを知らなければ、ミスマッチが起きたり、
「結局なにがやりたかったんだろう……」
と迷ってしまう原因になります。
紙やメモアプリに書き出して整理してみましょう
- 仕事の中で、自分がやりがいを感じた場面
- 今後やってみたい仕事のイメージ
- 働くうえで大切にしたいこと(例:安定、成長、プライベートなど)
- どんな働き方や環境なら、自分が納得して働けそうか
この作業を通じて、自分が「次にどんな職場で働きたいか」が見えてきます。
📝 自己分析のやり方を詳しく知りたい方はこちら(損保以外の業界の方にも役立つ内容です💡)

キャリア相談サービスの活用
「一人で考えても、なかなか整理できない」
そんなときは、キャリア相談サービスの力を借りるのもひとつの手段です。
ポジウィルキャリア
- 転職を前提にせず、今後のキャリアを一緒に考えてもらえる
- 20~30代に人気
- 初回カウンセリングは無料、その後は有料プランあり
- 転職すべきか悩んでいる
- 今後のキャリアが不安
- 自分らしい働き方を見つけたい
\相談することで、今のモヤモヤから一歩抜け出せます/
キャリート
- 一人ひとりに寄り添った丁寧な対応が特徴
- HSP気質のある方の相談実績も豊富
- 初回相談は無料、その後は有料プランへ移行
- 感受性が強く、職場に疲れやすい
- 自分に合った働き方をじっくり考えたい
- 後悔のないキャリア選択をしたい
\後悔のないキャリア選択のために/
無料の診断ツールを使う
自己分析を深めたい場合、自己分析ツールを活用することも有効です。
質問に正直に答えていくだけで、自分でも気づかなかった価値観や強み、ストレスの原因などを言語化するヒントになります。
ミイダス
- 登録だけで本格的な自己分析が無料で使える
- 市場価値診断・適性診断・ストレス耐性なども測定可能
- 結果はグラフや数値で視覚化されるので分かりやすい
\たった数分で診断/
転職サービスを賢く活用しよう
自分に合う求人がわからないときは「転職エージェント」
転職エージェントは、あなたの代わりに求人を探し、面接日程の調整や応募書類の添削までサポートしてくれる、心強い存在です。
とくに
「今の職場は辞めたいけど、次に何が向いているかわからない」
「初めて転職する」
という方は是非活用しましょう。
おすすめの転職エージェントは以下の2つ
doda
求人検索もエージェント相談も、どちらも使える万能型。
自己分析ツールも使いやすく、迷いがある人にもぴったりです。
リクルートエージェント
求人数は業界トップクラス。
全国対応&書類添削も手厚く、初めての転職にも安心。
どちらも完全無料で利用でき、登録後すぐに面談が可能です。
所有している求人が異なるので、複数を併用してみるのがよいでしょう。
以下の記事で、その他の転職エージェントも含め、比較と活用法を詳しくご紹介しています。

自分で求人を探したいときは「求人サイト」
「まずは自分で求人を見てみたい」
「いきなりエージェントは気が引ける」
という方には、求人サイトの利用がおすすめです。
職種や勤務地、年収条件などを入力して、自分のペースで求人検索ができます。
リクナビNEXT
大手企業からベンチャーまで幅広く掲載されており、未経験歓迎の求人も豊富です。
「気になる」ボタンを押すと、企業側からスカウトが届くこともあります。
また、会員登録後に受けられる「グッドポイント診断(無料)」は、自分の強みを知るのに役立ちます。
自己分析でも活用できますので、登録して損はありません。
💡求人サイトで探すなら
企業のリアルな評判を知りたいときは「口コミサイト」
求人票に書かれている条件だけで企業を判断するのは、リスクが高いです。
- 人間関係は?
- ノルマが厳しくないか?
- 本当に未経験でも大丈夫?
など、実際に働いていた人の声を参考にすると、入社後のギャップを減らせます。
そんなときに役立つのが、OpenWork(オープンワーク)。
- 会社の雰囲気や上司との関係
- 実際の年収や評価制度
- 離職理由や働きやすさ
こうした情報が匿名で投稿されており、無料登録すれば一部の口コミが閲覧可能です。
気になる企業がある方は、必ずチェックしておきましょう。
💡リアルな声を調べたいなら
損保からの転職先の選択肢
転職先を考えるときに「どんな仕事が、自分の経験を活かせるのか」は気になるポイントですよね。
特に、未経験の業界へ踏み出すとなると、不安も大きくなりがちです。
ですが実際には、損サの経験が活かせる業界は意外と多く、未経験OKの仕事もたくさんあります。
- 一般事務・営業事務:細かい処理能力を活かせる
- コールセンター・カスタマーサポート:顧客対応力を活かせる
- 金融業界:商品知識やリスク管理が役立つ
- IT・人材業界:折衝力・調整力が強みになる
- バックオフィス職(人事・総務・経理など):組織を支える経験を活かせる
選択肢を増やしたい方はこちらの記事で解説しています

履歴書・職務経歴書の準備

転職活動では、書類と面接の準備が合否を大きく左右します。
損保から異業種への転職では、
「なぜ転職したいのか」
「どんなスキルを持っていて、どう活かすのか」
を、わかりやすく伝えることが大切です。
事前にしっかり準備することで、自信を持って選考に挑めます。
書類作成のコツ
採用担当者が最初に目を通すのが、履歴書と職務経歴書です。
「これまでの経験をどう伝えるか」で、書類通過率は大きく変わります。
とくに損保では専門用語が多いため、誰にでも伝わる言葉を意識することが重要です。
ポイントは以下の3つです。
- 結論から書く:例「〇〇業務において、ミスゼロを3年間継続しました」
- 数字を使う:例「毎月平均100件の事故処理を担当」
- 簡潔にまとめる:長文よりも、箇条書きや短い文章の方が読みやすいです
WordやPDFで提出するケースが多いため、無料のテンプレートを活用すると効率よく作成できます。
dodaやリクルートエージェント
では、無料テンプレートの配布+添削サービスも受けられます。
損サ出身者の為の書類の書き方の詳細は、以下の記事で解説しています

面接対策を徹底する
面接が苦手な方は、想定される質問とその回答を書き出し、どんどん深掘りしましょう。
「何を聞かれても答えられる」状態にしておくと、自信を持って挑むことができます。
面接でよく聞かれる質問
転職時の面接では以下のような質問が多いです。
- 「なぜ転職しようと思ったのですか?」
- 「当社を志望した理由は?」
- 「これまでの経験をどう活かせますか?」
これらの質問に対しては、ネガティブな退職理由であっても、前向きに言い換える工夫が大切です。
例:
✕「業務内容が辛くて辞めたい」
〇「前向きな提案やサポートを通じて貢献できる仕事がしたいと考えるようになった」
損保経験 → 他業界にも伝わる強みに変換する例
- 顧客対応 → 傾聴力・クレーム対応スキル
- 示談交渉 → 問題解決力・交渉力
- 大量の案件処理 → マルチタスク・事務処理能力
- 代理店・業者対応 → 調整力・関係構築スキル
特別な成果がなくても、日々の業務で自然と培ってきた力はたくさんあります。
損サで身に着くスキルについては、以下の記事で詳しくお伝えしています。

模擬面接の活用
面接に不安がある場合は、エージェントの模擬面接サポートを活用してみましょう。
dodaやリクルートエージェントでは、希望すれば模擬面接を実施してくれます。
模擬面接のメリット:
- よくある質問の傾向がわかる
- 話し方や伝え方をフィードバックしてもらえる
- 自信を持って本番に臨める
自分ひとりで練習するよりも効果的です。
利用は無料なので、ぜひ活用してみてください。
面接対策をより詳しく、例文も知りたい方はこちら

応募・選考の進め方
書類と面接の準備が整ったら、いよいよ応募です。
スケジュールを把握する
一般的な流れは、
応募・書類選考→1週間後一次面接→さらに1週間後二次面接(最終)→内定
というイメージです。
転職エージェントをフル活用する
特に働きながらの転職活動の場合、スケジュール管理が大変です。
エージェントうまく活用すると効率が上がります。
- 応募先の企業の情報や面接の傾向を教えてもらう
- 書類や面接のフィードバックを受け、改善につなげる
- 複数社の応募スケジュールを調整してもらう
有給休暇や在宅勤務をうまく使う
面接は平日に行われることが多いため、あらかじめ有給を計画的に申請しておきましょう。
また、エージェントに「この日に面接をまとめたい」と伝えて調整してもらうのも効果的です。
最近は一次面接をオンラインで実施する企業が増えています。
在宅勤務時を利用して定時後や昼休みに受けられるため、こちらも有効に使いましょう。
不採用でも落ち込まない
選考では不採用になることもありますが、「合わない会社に入らなくてよかった」と前向きに捉えることが大切です。
エージェント経由で不採用理由を確認できれば、次の選考に活かすこともできます。
応募・選考は「ご縁」の用をも大きいため、落ち込むよりも改善と切り替えを意識することが成功の近道です
内定・退職手続き
内定承諾の前に確認すべきこと
- 給与や福利厚生、休日数は希望に合っているか?
- 面接で感じた職場の雰囲気に違和感はないか?
- 複数内定がある場合は、「自分に合うか」を優先
内定先の会社で一生働けるか分からなくても、「この転職が今後のキャリアにプラスになるか?」で判断すると決断しやすいですよ。
退職手続きの流れ
- 直属の上司に退職の意思を伝える
- 退職届の提出(会社規定に従う)
- 健康保険、年金、有給消化などの調整
- 持株会・団体保険・企業型DCに加入していた場合、移行手続き
退職から転職までに空きがある場合は、健康保険・国民年金・失業保険の手続きが必要です。

行動を始めるためのチェックリスト

全てできなくても大丈夫。
大切なのは、今の自分に合った一歩を踏み出すことです。
あなたに合った「次の一歩」はどれ?
今すぐ転職したい?
▶ YES
:誰かに相談しながら進めたい?
・はい →doda|サポートも求人もバランス◎↗
・いいえ →リクナビNEXT|まずは求人を見てみる↗
▶ NO(まだ迷っている・情報収集中)
:まず何から始めたい?
・気軽に相談したい →キャリート│初回無料でキャリア相談↗
・深く整理したい →ポジウィル│人生設計から相談できる↗
・自分を知ることから→ミイダス|自己分性ツールで強みを見える化↗
一歩踏み出すことで、未来は変えられる
「仕事辞めたい」と感じた瞬間から、あなたの新しい一歩は始まっています。
無理に気持ちを押し殺す必要はありません。
それは、弱さではなく“自分らしく働きたい”という前向きなサインです。
筆者自身、転職したことで気持ちの余裕と前向きな働き方を取り戻せました。
今回ご紹介したとおり、転職は「いきなり応募」ではなく、
以下のようなステップで、少しずつ進めていけば大丈夫です。
- なぜ辞めたいのかを言語化する
- 転職活動の全体像を知る
- 自己分析で方向性を明確にする
- 転職サービスを使って情報収集する
- 書類や面接の準備をする
あなたにとって安心して働ける場所を見つけることが、一番の成功です。
未来に向けた第一歩を、今ここから踏み出していきましょう。



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