毎日忙しすぎて、このまま続けられるのだろうか…
損保に入ったけれど、自分には向いていないのかも…
メガ損保で働く中で、ふとこんな気持ちがよぎることはありませんか?
私自身、損害サービス部門で働いていた頃、
- 業務量の多さ
- 顧客対応のストレス
- 毎日の電話対応
に悩み、「辞めたい」という気持ちを常に抱えていました。
ただ、いきなり転職を決断するのは不安。
特に損サ経験者は、「辞めていいのか」「特殊すぎて他の会社で活かせるスキルがないのでは?」と自信を失いがちです。
私もそうでしたが、少しずつ自分の気持ちを整理し、転職した今、損サにいた頃には考えもしなかったほど穏やかに働けています。
この記事では、辞めたいけど決断できないあなたが、気持ちを整理して次の一歩を踏み出すための方法をお伝えします。
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こちらの記事で、損保からの転職のステップを解説しています。

※部署名は会社によって呼び方が異なりますが、本記事では「損サ」と表現します。
辞めたいと感じるのは自然なこと
まずお伝えしたいのは、「辞めたい」と思うこと自体は自然だということです。
メガ損保は待遇面で安定している一方で、
- 長時間労働
- クレーム対応のストレス
- 数字や結果への強いプレッシャー
といった要因が積み重なりやすい職場です。
ゆるこ私自身、入社当初は「大手企業に入れて良かった」と思っていましたが、1年も経たないうちに朝起きるのが辛くなり、日曜の夜は絶望的な気持ちになっていました。
「向いていないのでは」と感じるのは、あなたの弱さではなく、環境や仕事内容との相性の問題にすぎません。
まずは「辞めたい理由」を整理する
転職を考えるときの第一歩は「なぜ辞めたいのか」を言葉にすることです。
漠然とした不満を放置しても、進む方向は見えてきません。
紙やスマホに書き出してみましょう。
つらさの原因を言葉にする
日々の業務で、「ここが辛い」と感じる場面を具体的に洗い出しましょう。
- どんなときにストレスを感じるか
- 人間関係に悩んでいないか
- 業務量や評価制度に納得できているか
「感情」ではなく「事実」として整理すると、自分の弱点や耐えにくいポイントが明確になります。
筆者の場合は以下のようなことを書き出しました
- 大量の電話対応が重なったとき
- 代理店と顧客の板挟みで、どちらにも気を遣う疲労感
- どれだけ量が多くても「できて当たり前」という雰囲気
損サならではのストレス
損害サービスでは、特有の負担もあります。
- クレーム対応による精神的負担
- 営業部門や代理店との板挟み
- 感情を押し殺して淡々と処理を求められる環境
「自分はここで消耗している」と気づけるだけで、次に選ぶべき職場環境のヒントになります。
自分の価値観を見直す


辞めたい理由を整理したら、「自分が働くうえで大切にしたい価値観」を考えましょう。
自分にとって譲れないポイントを明らかにすると、転職後のミスマッチが減ります。
やりたくないことリストを作成する
「やりたいこと」の前に、まずは「やりたくないことリスト」を作ることがおすすめです。
- 営業ノルマがある仕事は避けたい
- 一日中PC作業だけの仕事は合わない
- クレーム・電話対応が多い職場はつらい
- 転勤ありの会社はNG
- 接待や飲み会が頻繁な職場は無理
「次はこんな仕事がしたい!」と思っても、いざ働いてみたら「やっぱり無理だった……」というのはよくある話。
あらかじめ「避けたい仕事」や「合わなかった職場の特徴」をリストアップしておくことで、ミスマッチを防げます。
理想の働き方を描く
価値観は人によって異なります。
- ワークライフバランスを重視したい
- 人の役に立つ実感を得たい
- 評価や成長がわかりやすい環境で働きたい
これらを明確にしておくと、「なんとなく辞めたい」ではなく、
「こういう環境に行きたいから辞める」という前向きな選択ができます。
また、「なりたくない姿」を出発点にすると、理想像が描きやすくなります。
- 毎日終電まで働きたくない
- 感情を押し殺す環境は避けたい
- 成果ばかり求められる環境はつらい
これまでに整理した「価値観・やりたくないこと・強み」と組み合わせて、理想像を描きましょう
- 今の仕事で「つらい」と感じるポイントは何か
- 自分にとって理想的な働き方とは?
- やりがいや満足感を得られているか
- 上司・同僚との関係は自分に合っているか
- 次の職場で避けたい・変えたいことは何か
【重要】客観的な視点で「自分の適性」を知る
ここまで自己分析を進めてきましたが、「自分だけで考えるのは難しい」と感じる方も多いですよね。
実は私も、最初は自分だけでノートに書き出していましたが、「本当にこれで合っているのか?」という不安がありました。
そんなとき活用したのが、無料の適性診断ツールです。
なぜ診断ツールが必要なのか
自己分析だけだと、どうしても「思い込み」や「バイアス」が入ってしまいます。
例えば:
- 本当は電話対応が苦手なのに「慣れれば大丈夫」と思い込む
- 実は数字管理が得意なのに「損サでやってたから特別じゃない」と過小評価する
客観的なデータがあると、「自分では気づかなかった強み」や「無意識に避けていた弱点」が明確になります。
私が実際に使った「ミイダス」
ミイダスの「コンピテンシー診断」は、たった数分の質問に答えるだけで、
- ストレス耐性や職務適正
- 思考の癖や行動傾向
- 推定市場価値(年収の目安)
- 向いている働き方
が客観的に分かります。



私自身、どうしてここまで毎日がしんどいのか分からず悩んでいましたが、診断を受けて「自分に合わない働き方だった」と気付けました。
しかも面談などは不要で、1人で静かに取り組めるため、職場にバレる心配もありません。
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診断結果を見て、「やっぱり今の仕事は自分に合っていなかった」と確信できたことで、転職への一歩を踏み出す勇気が持てました。
損保で培った強みを整理する
損害サービスで身に着くスキル例



損害サービスの仕事って、特殊な気がするけれど、他に活かせるスキルってあるのかな?
損サにいると、「自分には何もスキルがない」と思いがちですよね。
実は、損サで培ったスキルは他業界でも評価されるものが多いんです。
なぜなら、損サで身につくスキルは、他の業界でも共通して求められる「ポータブルスキル」だから。
顧客対応力
→ クレーム処理や代理店対応など、困難な状況でも冷静に対応できる力は、カスタマーサポートや営業職で高く評価されます。
事務処理・マルチタスク能力
→ 電話対応と並行で複数の案件を処理する能力は、どんな職場でも重宝されます。
交渉力
→示談・査定交渉の経験は、営業職や調達・購買職で活かせます。
分析力・問題解決力
→ 事故の有責判断や原因究明など、ロジカルな判断力はどんな職種でも活かせます。
これらは汎用的なビジネススキルとして、異業種でも通用します。
強みの見つけ方
考えておきたいのが、「得意なこと」「比較的好きなこと」です。
ここでは、「他人と比べないこと」が大事。
あくまで「自分にとってはこれがラク」「これなら時間を忘れてできる」と感じることをリストアップしてみましょう。
- コツコツ努力するのが得意
- 人前で話すのが好き
- 細かい作業が苦にならない
- 車の運転が得意
- パソコン操作が得意
- 文章を書くのが好き
☝️「△△よりは〇〇のほうがマシ」といった形でもOK。
曖昧でもいいので自分なりの感覚を書き出してみましょう。
資格や知識の棚卸し
これまでに取得した資格や学んできた知識も棚卸ししてみましょう。
FPや簿記、IT系の資格があれば、異業種転職の大きな武器になります。
また、今後目指したい職種に必要な資格をリサーチして、スキルアップの準備を始めるのもおすすめです。
損保からの転職で活かせるスキルについては、以下の記事で詳しくお伝えしています。


損保経験を活かせる転職先の例
「損保経験を活かせる業界・職種」も整理しておくと、選択肢の幅が広がります。
- 金融事務(落ち着いた職場での事務作業)
- 経理事務(数字に強い人におすすめ)
- 人事・総務(社内調整やサポート業務が得意な方に)
- 営業事務(サポート業務が得意な方に)
- 営業職(交渉や人と話すことが好きな方)
- カスタマーサポート(お客様対応の経験が活かせる)
このほかにも、あなたの価値観や強みに合った仕事は数多くあります。
本格的に探したい場合は、下記の記事が参考になります。


【次のステップ】自己分析を「行動」につなげる
自己分析がある程度できたら、ここで終わらず、次の行動に移すことが大切です。
①気になる求人を見てみる
まず、どんな仕事があるのか、を知るだけでもOKです。
いくつか見ているうちに、自分の価値観に合いそうな企業の特徴が見えてきます。
私が最初に使ったのは「リクナビNEXT」でした。
無料使えて求人数も多く、「自分に合う条件は?」を整理するのにぴったりです。
>>リクナビNEXTで求人を見てみる
②転職エージェントに相談する
自分に合う求人を知るには、転職エージェントの活用が非常におすすめです。
希望や条件を伝えると、あなたに合った求人を紹介してくれます。
特に未経験の業界を目指す場合、プロのアドバイスは非常に有効です。
また、本格的に転職活動を進める場合もあらゆるサポートを受けられるので、登録しておいて損はありません。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 非公開求人の紹介
- 業界や企業の情報提供
- 面接の日程調整・年収交渉の代行



私も最初は「エージェントと話すのって緊張する……」と思っていましたが、実際に話してみると、想像以上に親身になってくれました。
特に、「損サから何に転職できるか分からない」という悩みに対して、具体的な職種を提案してくれたのが本当に助かりました。
おすすめは「doda

」
- 求人数が業界トップクラス(20万件以上)
- 求人検索もできて、エージェントのサポートも受けられる万能型
- 「年収査定」「自己PR発掘診断」など無料ツールが充実
- 初めての転職でも使いやすい
無料で利用できるので、少しでも転職を考えているなら、まずは登録してエージェントと話してみましょう。
転職エージェントによって所有している求人に差があるので、本格的に転職活動を行う場合は複数登録することをおすすめします。
転職エージェント比較表
| 特徴・強み | おすすめの人 | |
|---|---|---|
| doda | ・エージェントとサイトが一体 ・多数の非公開求人 ・自己分析ツールが充実 | ・初めて転職活動をする方 ・まずは求人を見たい方 |
| リクルートエージェント | ・業界最大級の求人数 ・全国規模 | ・多くの求人から選びたい方 ・転職活動を全面的にサポートしてもらいたい方 |
| マイナビエージェント | ・ ・丁寧なサポート | ・若手の方 ・初めて転職する方 |
その他のエージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています。


③キャリアコーチングを利用する(本気で悩んでいる方向け)
「なんとなく辞めたいけど、転職先が思いつかない」
「本当に辞めていいのかな」
そんな方は、キャリアコーチングも選択肢の一つです。
転職エージェントとの違いは、「求人紹介」ではなく「キャリアの整理」に特化していること。
- 自分の強みや価値観を整理できる
- 客観的な視点でアドバイスを受けられる
- 無理に転職を勧められることはない
- 今後のキャリアプランを一緒に考えてくれる
初回相談は無料のところも多いので、転職活動を始める前に一度体験してみるとよいでしょう。
キャリアコーチングが気になる方には、こちらの比較記事もご用意しています。


④企業の口コミをチェックする
気になる企業があれば、実際に働いていた人の口コミを読んでみましょう。
- 人間関係や職場の雰囲気は?
- ノルマが厳しくないか?
- 本当に未経験でも大丈夫?
- 実際の年収や評価制度は?
求人票では分からないことも、実際に働いていた人の声を参考にすると、入社後のギャップを減らせます。
チェックするには
匿名でリアルな口コミが見られ、無料登録で一部情報がチェックできます。
💡リアルな声を調べたいなら
本格的に転職を考え始めたら
自己分析や情報収集を終え、「やっぱり転職したい」と思えたら、次は選考の準備に進みましょう。
- 履歴書・職務経歴書を作成する
- 面接対策を始める
- 企業に応募する
詳しい手順はこちらでまとめています


自己分析から、未来は変えられる


「辞めたい」という気持ちは、弱さではなく未来を変えたいサインです。
- 辞めたい理由を整理する
- 自分の価値観を見直す
- 損保で培った強みを棚卸する
- 理想の働き方を描いてみる
この流れを踏むだけで、モヤモヤが「行動」へと繋がります。
まずは今日、自分の気持ちをノートに書き出してみる。
そんな小さな一歩からでも、未来は動き始めます。
今日できる、小さな一歩
「転職するかどうか決めきれない」
「でも、このままでいいとも思えない」
そんなあなたにこそ、今できる”小さなアクション”を。
迷っているなら、まず「動いてみる」
現状を変えるには、「迷い続ける」よりも「試してみる」ことが何よりも大切です。
- 1つでも、気になるものに登録してみる
- 話を聞いてみる
- 診断を受けてみる
そんな小さなアクションが、あなたの未来を少しずつ動かしていきます。
最後にひとこと
私は、あのとき行動を起こしたことで、今は毎日を穏やかな気持ちで過ごせています。
転職前は毎晩涙が溢れるのが当たり前で、日曜日の夜は絶望的な気持ちでした。
今は心穏やかに働けており、自分の時間を大切にできるようになりました。
「本当に転職していいのか」と不安でいっぱいでしたが、動き出したおかげで「あの時の自分、よく決断したな」と思えるようになりました。
どうか、辞めるか迷う自分を責めないでください。
少しでも心が動いたのなら、今こそが“動き出すタイミング”かもしれません。
あなたが、あなたらしく働ける場所に出会えることを心から願っています。
















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