また今日も怒鳴られた…
こんな毎日を何十年も続けるの…?
もう辞めたい…
そんなふうに、心がすり減るような毎日を送っていませんか?
- 業務量の多さ
- 顧客対応のストレス
- 毎日の電話対応
精神的に限界を感じている人も少なくないはず。
でも、いざ転職を考えても、
「何から始めればいいかわからない」
「損保以外で活かせるスキルがない」
そんな不安にぶつかり、動けずにいる方も多いはずです。
私も、同じ気持ちでした。
しかし、自分と向き合い、小さな一歩を積み重ねていく中で、新しい道が見えてきました。
損害サービスの仕事に限界を感じ、「辞めたい」と思ったとき、まずやるべきことは、
「自分を知ること」です。
この記事では、損保で働いてきたからこそできる自己分析の進め方を、具体的にご紹介します。
転職を本格的に考え始めたら
こちらの記事で、損保からの転職のステップを解説しています。

キャリアの棚卸しをプロと一緒に
希望や強みを整理して、ぴったりの求人を一緒に探してくれます。初めての転職でも心強い味方に。
※部署名は会社によって呼び方が異なりますが、本記事では「損サ」と表現します。
現状を言葉にする|なぜ辞めたいのかを明確にする
まずは「辞めたい」と思う理由を、自分の言葉で整理しましょう。
感情に流されてしまいそうなときこそ、紙やスマホに書き出してみるのがおすすめです。
つらさの原因を言葉にする
日々の業務で、何がつらいと感じているのか。
たとえば、次のように深掘りしてみてください。
- つらいと感じるのはどんな場面か
- 上司や同僚との関係にストレスはないか
- 業務量や評価制度に納得できているか
損サならではの負担
損害サービス特有のストレスとして、以下のような点も挙げられます。
- 顧客対応のプレッシャー(特にクレーム時)
- 営業部門や代理店との板挟みや数値目標の重圧
- 感情を押し殺して淡々と処理を求められる環境
こうした「モヤモヤの正体」を言語化することで、自分がどこで消耗しているのか、次にどんな環境を選ぶべきかが見えてきます。
自分の価値観を見つめ直す|働くうえで大切にしたいこととは?

辞めたい理由が整理できたら、次は「自分が大切にしたい価値観」を見直してみましょう。
価値観とは、たとえば次のようなものです。
- 人とのつながりを感じながら働きたい
- 安定よりも自由を重視したい
- 成果よりもプロセスを大切にしたい
自分にとって譲れないポイントを明らかにすると、転職後のミスマッチが減ります。
やりたくないことリストを作成する
まずは、「やりたくないことリスト」を作ってみましょう。
これは、「自分が消耗しやすいこと」を知る手がかりになります。
損保での経験を振り返りながら、次のような項目をメモしてみてください。
- 営業ノルマがある仕事は避けたい
- 一日中PC作業だけの仕事は合わない
- クレーム・電話対応が多い職場はつらい
- 転勤ありの会社はNG
- 接待や飲み会が頻繁な職場は無理
「次はこんな仕事がしたい!」と思っても、いざ働いてみたら「やっぱり無理だった……」というのはよくある話。
あらかじめ「避けたい仕事」や「合わなかった職場の特徴」をリストアップしておくことで、ミスマッチを防げます。
どんな働き方をしたいのか
価値観は人によって異なり、転職で優先すべきことも変わります。
例えば、
- 安定・ワークライフバランスを重視したい
- 人の役に立つ実感が得られる仕事がしたい
- 評価や成長がわかりやすい環境で働きたい
これらを明確にしておくと、「なんとなく辞めたい」ではなく、
「こういう環境に行きたいから辞める」という前向きな選択ができます。
- 今の仕事で「つらい」と感じるポイントは何か
- 自分にとって理想的な働き方とは?
- やりがいや満足感を得られているか
- 上司・同僚との関係は自分に合っているか
- 次の職場で避けたい・変えたいことは何か
自分の強み・資源を整理する|損保で培ったスキルに気づこう
自己分析では、「何が苦手か」だけでなく「何ができるか」「何が得意か」も大切なポイントです。
損害部門で身に着くスキル例

損害部門の仕事って、特殊な気がするけれど、他に活かせるスキルってあるのかな?



あります!!
「損害の仕事は特殊で、スキルなんてない!」と思いがちですよね。
でも実は、損保で培ったスキルは他業界でも評価されるものが多いんです。
顧客対応力
→ クレーム処理や代理店対応など、対応力と信頼構築力は他職種でも大きな武器。
事務処理・マルチタスク能力
→ 電話対応と並行で事務をこなす処理能力は非常に高い評価対象。
交渉力
→ 示談・査定交渉の経験は、営業やCSの場で活きる。
分析力・問題解決力
→ 事故の有責判断や原因究明など、ロジカルな判断力はどんな職種でも使える。
これらはすべて、他の業界でも通用する「ビジネススキル」です。
自分の強みの見つけ方
考えておきたいのが、「得意なこと」「比較的好きなこと」です。
ここでは、「他人と比べないこと」が大事。
あくまで「自分にとってはこれがラク」「これなら時間を忘れてできる」と感じることをリストアップしてみましょう。
- コツコツ努力するのが得意
- 人前で話すのが好き
- 細かい作業が苦にならない
- 車の運転が得意
- パソコン操作が得意
- 文章を書くのが好き
☝️「△△よりは〇〇のほうがマシ」といった形でもOK。
曖昧でもいいので自分なりの感覚を書き出してみましょう。
取得した資格や知識の棚卸し
あわせて、これまでに取得した資格や学んできた知識も棚卸ししてみましょう。
FPや簿記、IT系の資格があれば、異業種転職の大きな武器になります。
また、今後目指したい職種に必要な資格をリサーチして、スキルアップの準備を始めるのもおすすめです。
損保からの転職で活かせるスキルについては、以下の記事で詳しくお伝えしています。





他の業界でも活かせるスキルが見つかりそうだね!
自己分析ツールの活用|苦しさの正体を「見える化」する方法
「自分のことを自分で分析するのは難しい…」と感じる方も多いと思います。
そんなときは、無料で使える自己分析ツールを活用するのが効果的です。
おすすめなのが、ミイダスの「コンピテンシー診断」です。
たった数分の質問に答えるだけで、以下のような情報が無料でわかります。
ストレス耐性や職務適性
→「あなたがどんな環境で疲れやすいか・活躍しやすいか」
行動特性・思考の傾向
→「自分の考え方のクセや、向いている働き方」
市場価値の目安
→「今のスキルでどのくらいの年収が期待できるか」
合う働き方のスタイル
→「一人で黙々と?ルール重視?あなたに合う職場タイプ」
私自身、どうしてここまで毎日がしんどいのか分からず悩んでいましたが、診断を受けて「自分に合わない働き方だった」と気付けました。
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理想の働き方を描く
こうなりたいより「こうなりたくない」から始める
次は、自分がどんな働き方をしたいのかを考えてみましょう。
「やりたいことがわからない」と悩む方は多いですが、「こうなりたくない」を出発点にすると、現実的な理想像が描けます。
- 毎日終電まで働くのはいや
- 感情を押し殺して対応するのはつらい
- 成果ばかり求められる環境は合わない
ここで、これまで整理してきた内容(価値観 × 強み × 理想)をマトリクスにしてみるのもおすすめです。
損保経験を活かせる転職先の例
また、軽く触れる形で「損保経験を活かせる業界・職種」も整理しておくと、選択肢の幅が広がります。
損保での経験は、以下のような職種で活かすことができます。
- 金融事務(落ち着いた職場での事務作業)
- 経理事務(数字に強い人におすすめ)
- 営業事務(サポート業務が得意な方に)
- 営業職(交渉や人と話すことが好きな方)
- カスタマーサポート(お客様対応の経験が活かせる)
このほかにも、あなたの価値観や強みに合った仕事は数多くあります。
本格的に探したい場合は、下記の記事が参考になります。


次の一歩|自己分析の結果を行動に変える
自己分析がある程度できたら、いよいよ次のステップです。
でも、いきなり「転職しよう!」と決める必要はありません。
まずは、以下のような小さな一歩から始めてみましょう。
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転職エージェントに相談してみる
自分に合う求人を知るには、転職エージェントの活用が非常におすすめです。
希望や条件を伝えると、あなたに合った求人を紹介してくれます。
特に未経験の業界を目指す場合、プロのアドバイスは非常に有効です。
また、本格的に転職活動を進める場合もあらゆるサポートを受けられるので、登録しておいて損はありません。
- 履歴書・職務経歴書の添削
- 面接対策
- 非公開求人の紹介
- 業界や企業の情報提供
転職エージェントによって所有している求人に差があるので、本格的に転職活動を行う場合は複数登録することをおすすめします。
転職エージェント比較表
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doda | ・エージェントとサイトが一体 ・多数の非公開求人 ・スカウトもあり | ・初めて転職活動をする方 ・自分でも求人を探したい方 |
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マイナビエージェント | ・ ・丁寧なサポート | ・若手の方 ・初めて転職する方 |
パソナキャリア | ・女性支援、管理職向け ・質の高い企業多数 | ・経験を生かしてキャリアアップしたい方 |
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自己分析ツールも充実しており、転職初期に非常に役立ちます。
無料で利用できるので、少しでも転職を考えているなら、まずは登録してエージェントと話してみましょう。
その他のエージェントについては、以下の記事で詳しく解説しています。


キャリアコーチングを受けてみる
「なんとなく辞めたいけど、転職先が思いつかない」
「本当に辞めていいのかな」
そんなときは、キャリアコーチングも選択肢の一つです。
- 自分の強みや価値観を整理できる
- 客観的な視点でアドバイスをもらえる
- 無理に転職を勧められることはない
- 今後のキャリアプランを一緒に考えてくれる
転職活動を始めたばかりの方や、方向性に迷いがある方に非常におすすめです。
初回相談は無料のところも多いので、転職活動を始める前に一度体験してみるとよいでしょう。
キャリアコーチングが気になる方には、こちらの比較記事もご用意しています。


気になる企業の口コミを読んで情報収集する
気になる企業があれば、実際に働いていた人の口コミを読んでみましょう。
- 人間関係は?
- ノルマが厳しくないか?
- 本当に未経験でも大丈夫?
など、実際に働いていた人の声を参考にすると、入社後のギャップを減らせます。
そんなときに役立つのが、OpenWork(オープンワーク)。
- 会社の雰囲気や上司との関係
- 実際の年収や評価制度
- 離職理由や働きやすさ
こうした情報が匿名で投稿されており、無料登録すれば一部の口コミが閲覧可能です。
気になる企業がある方は、必ずチェックしておきましょう。
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本格的に転職を考え始めたら
転職を本格的に考え始めたら、こちらの記事にお進みください。
自己分析、履歴書作成、面接対策まで、転職活動のステップを解説しています。


まとめ|自己分析は、転職への最初の一歩


損保で働いていると、辞めたい気持ちと迷いの間で揺れることが多いと思います。
そんなときこそ、自分と向き合うことから始めてみてください。
- つらさの原因
- 自分の価値観
- 強み
- 理想の働き方
などを整理していくことで、気持ちが少しずつ前向きに変わっていきます。
自己分析はゴールではなく、転職へのスタートラインです。
まずは今日、自分の気持ちをノートに書き出してみる。
そんな小さな一歩からでも、未来は動き始めます。
今日できる、キャリアの第一歩
「転職するかどうか決めきれない」
「でも、このままでいいとも思えない」
そんなあなたにこそ、今できる”小さなアクション”を。
迷っているなら、まず「動いてみる」
現状を変えるには、「迷い続ける」よりも「試してみる」ことが何よりも大切です。
- 1つでも、気になるものに登録してみる
- 話を聞いてみる
- 診断を受けてみる
そんな小さなアクションが、あなたの未来を少しずつ動かしていきます。
最後にひとこと
私は、あのとき行動を起こしたことで、今は毎日を穏やかな気持ちで過ごせています。
どうか、辞めるか迷う自分を責めないでください。
少しでも心が動いたのなら、今こそが“動き出すタイミング”かもしれません。
あなたが、あなたらしく働ける場所に出会えることを心から願っています。






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