定時退社デーなのに仕事が終わらず、PCを消したら次の日に溜まるだけ
業後に外線が繋がらなくなってからも、終わらないタスクを見て落ち込む
電話の折り返しが溜まり、新規事案に手を付けられない
損サで働いていて、仕事が終わらない、と悩んでいませんか?
一度溜まってしまうと、なかなか抜け出せずに溜まる一方。
損サで、そんな負のループにはまってしまっている方も多いのではないでしょうか。
私自身、損サ時代は仕事が遅くて毎日残業していました。
今は中堅として活躍している同期でさえ、若手の頃は「今日やるべきことがパンパンのまま明日に回した」という話をよくしていました。
仕事が終わらないのは、あなただけではありません。
この記事では、損サの仕事が終わらない理由と、今日からできる改善策を実体験をもとにお伝えします。
損サの仕事は、構造的に溜まりやすい
案件数が多く、突発対応が多い
朝イチで配分された新規事案をこなしながら、既存事案の入電、そしてまた新規事案が入ってくる。
一つの案件に集中したくても、次々と割り込みが入るのが損サの日常です。
電話をかけようと思った矢先に別の電話が入ってきて手が止まり、至急対応が必要なものもありさらに時間がかかり、どんどん仕事が溜まってしまいます。
電話が鳴り止まず、合間に処理をこなすのが難しい
損サの仕事は電話対応が中心です。
電話と電話の隙間に書類処理や入力作業をこなさなければなりませんが、次の電話が鳴るまでの時間は限られています。
集中して作業できる時間がほとんどない、というのが実態です。
急な入電で作業が中断される
進めていた作業の途中で電話が入り、対応が終わったころには何をしていたか分からなくなってしまう。
そんな経験をしている方も多いと思います。
一度中断された作業を再開するために余分な時間がかかってしまいます。
難事案が長期化する
無過失主張・責任割合の認識相違・保険金の不正請求など、交渉が難航する案件は解決までに時間がかかります。
難事案が複数重なると、電話対応や上席との相談の時間も長くなり、通常の案件をこなす時間が圧迫されます。
一度溜まると抜け出せない
折り返しの電話が溜まり、新規事案に手を付けられない。
定時退社デーにPCを消しても、翌日に溜まるだけ。
一度タスクがパンクしてしまうと、なかなか通常の状態に戻れないのが損サの仕事の難しいところです。
損サの仕事が溜まりやすい人の特徴

一方で、同じ職場でも定時でこなしている先輩はいます。
構造的な問題に加えて、以下のような仕事の進め方をしている場合は溜まりやすくなってしまいます。
ひとつひとつの作業に時間をかけすぎてしまう
丁寧にやろうとするあまり、一つの作業に必要以上の時間を使ってしまうタイプです。
結果として他の作業が後回しになり、全体が遅れていきます。
優先順位が明確でなく、何から手を付けるか迷う
何から手を付けるかを考えている時間が多く、実際に手を動かす時間が減ってしまいます。
「とりあえず目の前のものから」という進め方では、重要な案件が後回しになることも。
周りに相談せず一人で抱え込んでしまう
相談すれば早く解決できることでも、「もう少し自分で考えてから」と時間をかけてしまうタイプです。
遠慮せず早めに相談することが、結果的に一番の時間節約になります。
電話前の準備に時間をかけすぎてしまう
「こう聞かれたらどう答えよう」と、考えうる限り準備してからでないと電話をかけられないタイプです。
準備は大切ですが、ある程度のところで割り切って電話をかける判断も必要です。
ゆるこ私も、分からないことを聞かれたらどうしよう、と不安であらゆることを調べてから電話をかけており、時間がかかっていました。
自分の仕事の進め方を見直す
今日からできる改善策として、まずは自分の仕事の進め方で、工夫できる部分はないか見てみましょう。
1つの作業あたりの目安時間を決める
丁寧にやろうとするあまり、1つの案件に時間をかけすぎてしまうことがあります。
「この作業は〇分以内に処理する」という目安を自分の中で決めておくと、メリハリがつきやすくなります。
朝イチで優先順位をつける
朝、業務を始める前に「今日やるべきことを優先順位をつけて並べる」習慣を作りましょう。
何から手を付けるか迷う時間が減るだけで、1日の流れがスムーズになります。
優先順位の例
優先順位は「緊急度」「判断・交渉が必要か」の2軸で考えると整理しやすいです。
| 判断・交渉が必要 | 事務・確認作業 | |
|---|---|---|
| 緊急度が高い | 苦情対応・初動対応・折り返しの電話 | 入庫確認 |
| 今日中or後日でいい | 調査資料の読み込み・難事案の方針検討 | 支払い処理・郵送作業 |
対応する時間帯の目安
朝イチの案件確認が終わったら、入庫確認など比較的軽めの確認作業をさっと片付けてしまいましょう。
手間なく処理できるものは隙間時間に済ませ、見た目のタスクを減らしておくと、後の時間が楽になります。
重めの交渉は昼食後がおすすめです。
自分も相手もお腹が満たされた状態の方が、冷静に話し合いやすい傾向があります。
調査資料の読み込みなど、集中力が必要な作業は業務開始前や業後の静かな時間に回すと、電話で中断されずに済みます。
支払い処理や郵送作業は「何時までに処理すれば何日後に着金」というルールがあることが多いので、その時間までに処理すれば問題ありません。
焦って最優先にしなくても大丈夫な作業です。
8割の準備で電話すると決める
「こう聞かれたらどう答えよう」と考えうる限り準備してからでないと電話できない、というタイプの方は、「8割準備できたら電話する」と決めてしまいましょう。
想定外の質問が来たときは「確認してから折り返します」と伝えれば問題ありません。
事案ごとに経過のまとめを作っておく
進捗記録の中に事案の状況をまとめておくと、急な入電があっても慌てずに対応できます。
- 簡単な事故状況
- 契約者の連絡窓口(代理店、契約者、会社の事故担当者 等)
- 相手の連絡窓口
- 契約者の過失意向
- 車の修理状況
- 交渉状況
- 契約者への最終連絡日
- 契約者・相手の特徴(対応に要注意な場合は特に)
「あの案件、どこまで進んでいたっけ?」と確認する時間も削減できるので、積み重なると大きな時間節約になります。
経過に応じて、都度まとめを更新しておくとよいでしょう。
連絡はメール・メッセージを積極的に活用する
相手保険会社をはじめ、契約者であってもメールやメッセージでのやりとりが可能な相手には積極的に活用しましょう。
電話の折り返しで時間を取られる回数が減るだけで、業務がかなりスムーズになります。
ただし、契約者の中には電話でのやりとりを希望する方も多いので、無理に勧めず、相手の意向に合わせた対応が大切です。



特に、保険会社同士は電話の入れ違いになることも多いため、初動でアドレスを聞いておくことが◎
単語登録を活用する
メールや進捗入力でよく使う文言は、PCの単語登録に登録しておくと入力時間を大幅に短縮できます。
また、よく使う文言の一覧を手元に用意しておくと、毎回考える手間が省けます。
数秒の短縮でも、1日に何十回も入力すれば積み重なります。
単語の登録方法
画面右下のタスクバー上「あ」または「A」のアイコンを右クリック
「単語の追加」を選択すると、単語登録画面になります
「単語」に登録したい単語
「よみ」に変換前の文字を入力
例:単語「ありがとうございます。」 読み「あり」
登録の例
| 読み | 単語 |
|---|---|
| お | 平素より大変お世話になっております。 |
| あり | ありがとうございます。 |
| よろ | よろしくお願いいたします。 |
その他、自分の名前や電話番号、経過入力でよく使う文言などを積極的に登録して活用すると時短に繋がります。
周りを巻き込む
仕事を効率的に回すためには、周りの助けを借りることも大切です。
一人で頑張ろうとしすぎて、倒れてしまっては元も子もありません。
派遣社員に事務作業を依頼する
職場に事務作業を依頼できる派遣社員がいる場合、積極的にお願いしましょう。
- 支払いの事務処理
- FAXの管理
- 郵送
など、職場によって依頼できることは異なると思いますが、依頼できるものをきちんと把握しておきましょう。
自分でやらなくていい作業を手放すことで、業務に集中できる時間が増えます。
難事案は一人で抱え込まずに相談する
交渉が難航している案件は、早めに上司や弁護士に相談しましょう。
1人で解決できるように努力することも大切ですが、仕事が溜まりすぎているときには1つの案件に時間をかけすぎるわけにはいきません。
「たまたま自分に配分されただけで、本来は会社全体としての仕事」と割り切り、周りに相談することが大切です。
弁護士費用特約を使える案件であれば、契約者に弁護士への依頼を案内することも選択肢のひとつです。



自分でやらなきゃ!と責任感を持つことは大切ですが、たまには開き直ることも大切です。自分を追い詰めすぎないようにしてください。
先輩に自分の仕事の進め方を見てもらう
先輩に自分の業務の進め方を見てもらい、改善できる部分を指摘してもらうのも有効です。
「最近仕事が溜まりがちで、改善できるところがないか見ていただけませんか?」と声をかけるだけで、時短のヒントをもらえることがあります。
仕事の早い先輩の仕事を見学させてもらう
たくさんの事案を抱えているはずなのに、あまり残業をせずに颯爽と帰っていく先輩、いませんか?
そういった、仕事の早い先輩の仕事の進め方を見学させてもらうと、新たな発見があるかもしれません。
- 案件を処理する順番
- 電話の前の準備
- 電話中の経過入力
- 画面の使い方 など
上司に相談のうえで、半日程度隣で見学させてもらう日を設けてもらってもいいかもしれません。
上司にタスクの整理を相談する
タスクが溜まりすぎると、どれから手を付けていいのか分からず、一つ一つに時間がかかってしまい、さらに溜まる。
そんな負のループに陥ってしまうことも。
そんなときは一人で抱え込まずに上司に相談することが大切です。
上司に、仕事が溜まっているのでどうにか改善したいことを相談し、一緒に溜まったタスクを整理してもらいましょう。
優先順位を整理したり、どうすればこなせるようになるか見てもらうことで、効率的に進めるヒントを得られるかもしれません。
業務量を調整してもらう
タスクが溜まってどうしようもなくなったとき、一時的に業務量の調整をしてもらうことも1つの方法です。
「仕事が遅いと思われるかも」と躊躇する気持ちは分かりますが、早めに相談することで、倒れずに働けることもあります。



私自身、溜まりすぎて心が折れそうになった時期に、一時的に新規事案をストップしてもらい、既存の案件を整理する時間をもらったことで、ある程度こなせるようになりました。
それでも改善しない場合
改善策を試しても仕事が終わらない場合は、個人の努力で解決できる問題なのか、職場環境・業務量の構造的な問題なのかを切り分けて考えることが大切です。
損サは誰にでもできる仕事ではありません。
- どんなベテランでも、電話できつい言葉を浴びることがある
- 一度仕事が溜まるとなかなか抜け出せない
- 事故というネガティブなことに触れ続ける
- 損サから別の部署への異動は容易ではない
どうしても業務内容が合わず、体調を崩してしまう人もいます。
私自身がそうでした。
改善策を試しながらも電話できつい言葉を浴びることに耐えられず、業務も溜まってしまい、気づけばメンタルに不調をきたしていました。
「損サでちゃんと働けない自分が転職しても、他の会社でやっていけないのでは」と思うかもしれません。
でも、そんなことはありません。
私自身、転職した先ではある程度評価してもらい、普通に働いています。
損サが合わなかっただけで、あなたの能力が低いわけではないのです。
いざというときは、別の道を考えることも自分を守る手段のひとつです。
損サが辛いと思ったら、以下の記事もご覧ください。




まとめ
自分でできること
- 1つの作業当たりの目安時間を決める
- 朝イチで優先順位をつける
- 8割の準備で電話すると決める
- 事案ごとに経過のまとめを作っておく
- 連絡はメール・メッセージを積極的に活用する
- 単語登録を活用する
周りに助けを求めること
- 派遣社員に事務作業を依頼する
- 難事案は一人で抱え込まずに相談する
- 先輩に自分の仕事の進め方を見てもらう
- 仕事の早い先輩の仕事を見学させてもらう
- 上司にタスクの整理を相談する
- 業務量を調整してもらう
損サの仕事が終わらない原因は、案件数の多さ・突発対応・難事案の長期化など、構造的な部分も大きいです。
まずは今日からできる改善策を試してみてください。
それでも改善しない場合は、職場環境の問題として捉え、無理をしすぎないことが大切です。







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