
実は私、うつで休職経験があります。
損保の損害部門で働いており、毎日大量の事案に追われながらお客さんや相手方、代理店などから心無い言葉を浴びる日々。
仕事が辛い!辞めたい!と言いながら、決断できないまま頑張ってしまい、休職に。
今回は、仕事を辞めたいと言いながらメンタルを病むまで続けていた私の経験談をお話しします。
- 転職したいけど決断できない
- 今の会社を手放すのが怖い
- 仕事で辛いけど、辞めていいのか分からない
少しでも参考になれば幸いです。
仕事が辛い
私は新卒で某大手企業に入社しました。
特にやりたい仕事がなく、企業選びの軸は「女性でも、ある程度の給料で長く働けそうな会社」。
どんな仕事も大変なことはあるし、入ったところで頑張ろう、と思っていました。
配属後~
配属されたのは、電話が多く、お客様や関係先とのトラブルが日常的にある部署。
業務内容が精神的にかなり辛く、涙が出ない日がありませんでした。
今考えると、普通じゃなかったなと思うのですが、当時は他の会社のことを知らず、「1年目は皆大変なんだ、頑張るしかないんだ」と、自分に鞭を打って毎日出社していんたんです。
同期とも、「次のボーナスもらったら辞めようかな」とか「転職しようかな」とか言いながら、決断できずに続けていました。
メンタルを病み、休職
朝がくると仕事が始まると思うと、夜眠れなかったり、夜中に何度も目が覚めたり、仕事の夢で飛び起きたり…。毎日気分はどん底。
ただただ、消えてしまいたい日が続きました。
ある日ふと、このままでは本当に生きていられないなと恐怖を感じ、病院へ受診。すぐに診断書が出て翌日から休職になりました。
今思うと、きちんと受診し治療を受けられて本当によかったです。
何か些細なきっかけさえあれば、今ここに私はいなかったかもしれないなとも思います。
辞めたいのに続けていた理由


今の会社を手放すのが怖い
給料、社会的地位、会社の安定…
転職したら、絶対に今よりいい待遇は受けられないだろうし、手放すのが惜しかったんです。
本当は、自分が倒れたら元も子もないんですけどね。
転職しても何もできないと思っていた
今は「そんなことないよ!」と思いますが、何せ新卒で初めて入社した会社です。他の仕事との比較もできず、今いる会社を基準で考えてしまいました。
目の前の仕事すらできないのに、転職したところで、どうせ何もできないんだ。乗り越えないといけないんだと思っていました。
限界が分からなかった
「心身を壊すぐらいなら辞めたらいいのに」
そう思う方もいらっしゃると思います。私も思っていました。
ただ、心の不調とは難しいもので、進行形でどんどん辛くなっている時期に、それを正しく察知できませんでした。
「若手のうちは皆つらい」
私にとってはこの言葉が呪いになっていました。
もちろん、励ますためにかけていただいた言葉です。
しかし私は、「皆これを乗り越えているんだから、自分も耐えないといけない。弱音を吐いてはいけないんだ」と思ってしまいました。
数年頑張れば、楽になれるかもしれない。なのに今辞めたら後悔するのでは?と思い、結局心の健康を崩すまで自分の限界に気付かず続けてしまったんです。
転職を決意したきっかけ
休職中、自分の生き方について考えた
この期間は、今後の人生をじっくりと考える時間がたっぷりありました。
転職するかどうかの結論に急ぎ、焦っていたこともあります。
ただ、リワークやハローワーク、病院などで相談するうちに、まだ20代だし、やりたいようにやってみようと思えました。
私にとって、「後悔したくない」という思いが強かったんです。
そこで、一度復職してから、働きながら考えることにしました。
詳しい話はこちらから↓


カウンセリング
復職して働いているうちに、やはりこの仕事を長く続けるのは自分のためにならない、と思うようになりました。
ただ、やはり一歩を踏み出すのには不安もあり…。一度メンタルを崩した経験もあったため慎重になっていました。
そこでふと思い立ち、カウンセリングを受けてみました。
カウンセリング後転職を決意したお話しはこちら


「今の会社で働きやすくなるときが来るかもしれない」
と思い頑張っていましたが、来るか分からないその日を待つより、自分から行動して環境を変えようと思うようになりました。
異動希望を出してもなかなか通らないことや、異動を待っている間にまたメンタルを崩してしまう可能性が高いことを考えると、今が本気で転職活動をするべきタイミングだと感じました。
転職活動


いくつかのエージェントに登録したり、転職サイトで調べてみたり。
初めて、実際に応募して、本格的に転職活動を始めました。
実際に利用した転職サービスはこちらの記事で詳しくお話ししています↓


色々な企業を見ていくうちに、仕事がこんなにもたくさんあって、今の会社だけが全てではないことを実感しました。
給料や福利厚生は多少条件が悪くなったとしても、自分が長時間、長期間やってもいいと思える仕事に就こうと心に決め、企業に応募していました。
転職後
仕事内容を重視して選んだこともあり、毎日元気に働いています。
仕事によってこんなにも心の穏やかさが違うのかと、自分でも驚いています。
日曜日の夜の憂鬱も減り、朝の絶望もありません。
もちろん大変なこともありますが、毎日追い込まれて涙が止まらない、なんてことはありません。
もしかするとこれが仕事の”普通”の形なのかもしれませんが、前職にいた私は想像すらしていませんでした。
一歩踏み出すことで、見る世界を変えられたと思います。
辞めてよかったこと
この会社が全てではないと実感できたことが、一番大きいです。
人生、何が起こるかわかりませんよね。
生活の変化や、家族の変化などで、仕事を変える必要に迫られることもあるかもしれない。
その時に、「他にもたくさんの会社があるし、ここでなくても大丈夫」と思えることは心に健康にとって大切だと思います。
退職時の手続きも、面倒でしたがいい経験になりました。
会社の待遇や企業の規模など、少し条件が悪くなった部分もあります。ただ、平穏な毎日を過ごせることが、何より大切だと感じました。
伝えたいこと


私の経験談ですので、転職してよかったことを中心に語ってしまいましたが、何を大切にするかは人それぞれだと思います。
私は一度復職してから転職しましたが、休職中に転職したり、復職して元気に働いたり、いろんな正解があります。
ただ、少しでも今の働き方に違和感を感じたり、辛いなと思っている方は、その会社で頑張ることだけが全てではないことを伝えたいです。
他では雇ってくれないかもしれない、とか、今の仕事もできないのに他の仕事なんて無理だ、と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、そんなことは絶対にありません。仕事には向き不向きがあります。
前職にいるとき、「向き不向きより前向き」という言葉を耳にしたことがあり、違和感がありました。
私としては「前向きになれるかどうかは、仕事によって向き不向きがある」と思います。
もし今迷っているのであれば、一度転職活動を始めてみるのもいいかもしれません。
実際に退職するのではなく、働きながらエージェントと話してみるとか、どんな企業があるのか調べてみるとか。
やってみたいことがあれば資格の勉強を始めてみるのもおすすめです。
そんな風に、自分のこれからの仕事や人生を、少しでもワクワク感じられるようになればいいなと思います。






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